テレビプロデューサーの佐久間宣行氏がプロデュースするアイドルグループ「ラフ×ラフ」が、ライブで人気の楽曲を音源化だ。11月22日に「考える時間をください」を配信リリースすることが明らかになったもの。
今夏のアイドルフェスでも様々なステージで披露された「考える時間をください」は、曲中で大喜利のお題が出題され、指名されたメンバーが即興で答えるという枠組みが特徴。所定の時間が過ぎると曲の続きが始まるため、無理やりにでもネタをひねり出さなければならないという難易度の高い楽曲となっている。
ラフ×ラフの公式YouTubeチャンネルでは10月6日から、同曲や「ワタシイロ光る」など4曲のMVを順次公開。日本武道館でのライブを目標としている同グループでは、その足掛かりとして12月24日に東京・TFTホールで3rdワンマンライブを予定しており、今回のMV公開はそのプロモーション企画となる。
面白さを特色の一つとするラフ×ラフにとって、実力を示す絶好のレパートリーでもある「考える時間をください」。8月末に開催された「@JAM EXPO 2023」では、ファンが思わずうなるほどにひねりの効いたネタが繰り出されたことでも話題になった。
「8月26日に出演した『@JAM EXPO 2023』のブルーベリーステージでは『「アットジャム」を入れ込んだ頭の良い文章を教えて下さい』とのお題が出されました。ここで最年少メンバーの林未梨（高2）は『未梨方です。アットジャムはありま～す！』と、まさかのSTAP細胞ネタを披露。詰めかけたアイドルファンを驚かせたのです」（アイドル誌ライター）
林が口にした「未梨方」とはもちろん、STAP細胞で一躍時の人となった科学者・小保方晴子氏のパロディ。小保方氏が記者会見で口にした「STAP細胞は、ありま～す！」が元ネタなのは明らかだ。
だが林は2007年1月生まれで、小保方氏が記者会見に臨んだ2014年4月にはまだ小2になったばかり。普通の小2であれば科学関連のニュースに興味を示すことなどなさそうだが…。
「発売中のエンタメ誌『アサ芸Secret! vol.84』（徳間書店）に掲載されているラフ×ラフのインタビュー記事によると、林はSTAP細胞の騒動について『すごく記憶があって、一昨年くらいのことだと思っていた』とのこと。“未梨方”と自分の名前にちなんだのも、決して以前からネタとして仕込んでいたワケではなく、『頭の良い文章』というお題を聞いてこの話題を思い出したからだと語っています」（前出・アイドル誌ライター）
その2014年は、ラフ×ラフが初出演した@JAM EXPOの第1回目が開催された年だ。林のネタを聞いたファンの一部からは、あえて@JAM生誕の年にちなんだのではないかと驚きの声もがあがっていたが、どうやらそれは偶然だったという。
そんな驚きのエピソードを含めて「アサ芸Secret! vol.84」の記事には、ラフ×ラフが今夏のフェスで感じた感想や印象、そして今後の目標や課題などのエピソードが満載。12月のワンマンライブに向けて彼女たちの考えを知るためにも、ファンとしてはぜひ目を通しておきたいところだろう。
