本人たちも認めているとはその人気は本物だったということだろう。
お笑い芸人の狩野英孝が11月3日に放送されたバラエティ番組「ラヴィット!」(TBS系)に出演。20年前に芸人とは違った形で人気を集めていたことが明らかとなった。
この日の番組では、狩野の下積み時代を支えた絶品飯を紹介する企画が組まれ、下積み時代を過ごしたという神奈川県川崎市麻生区にある小田急線の新百合ヶ丘駅付近を訪れた狩野。
駅前を歩いていると、突如、「うわぁ~懐かしい、この場所! こんな景色だったな~」と興奮気味に話し出す。そして、、「ここはですね。僕が新百合ヶ丘に住んでた時にここでストリートライブをやってたんですよ」と、18歳の時に路上ライブをしていた思い出のスポットを紹介。
なんでも、2人組ユニット「セントラルステーション」を名乗り、週2ペースで路上ライブをしていたそうで、狩野は当時の人気ぶりを「マジで100人以上、お客さん集まってた。時には警備員とか出るぐらい」と説明した。
さらに「ちょうど僕らがここでやっていた時に、そっち側(少し離れた場所を指さして)で、(違う人たちが路上ライブを)やってて、完全に僕らの方がお客さん多かったんですよ」と話し、その同時期に路上ライブをしていた人たちについては「『あの2人組いつも人多いな 悔しいな』って言ってたのが、いきものがかりさん」と、「NHK紅白歌合戦」でトリを務めたこともある音楽グループ「いきものがかり」に、路上ライブの集客で勝っていたことを誇らしげに語っていた。
これを聞いた共演者たちからは当然、疑いの声が上がっていたわけだが、ロケに登場した駅前にあるカレー屋の店主も、狩野の路上ライブに100人クラスの集客があったこと、そして、いきものがかりに集客で勝っていたことを証言していた。
「番組放送後にはSNS上でもこの衝撃エピソードが話題になっていましたが、いきものがかりのギター・水野良樹もツイッターで『カレー屋のオーナーさんの証言を得るまでもなく、事実です。狩野さんのそばでライブしていた僕が証言します』と、反応しています。しかしながら、狩野は新百合ヶ丘をホームに路上ライブをしていたのに対して、いきものがかりは新百合ヶ丘駅を含む小田急線沿いの駅で路上ライブを行っていたものの、メイン地域としていたのはメンバーたちの地元である神奈川県海老名市と、厚木市です。そのため、新百合ヶ丘では固定のファンがいたであろう狩野に分があったことは間違いありませんから、水野が大人な対応をみせていますね」(エンタメ誌ライター)
そのため、神奈川全域で考えれば、狩野のほうがいきものがかりより集客力があったとは言い切れない。が、いずれにせよ、歌で人を引き付ける力が狩野にあることは紛れもない事実だろう。
(権田力也)