お笑い業界を揺るがしている人気コンビ「和牛」の解散騒動。SNS上ではボケ担当・水田信二の遅刻癖がきっかけとの批判が多い一方で、12月12日配信の文春オンラインではツッコミ担当の川西賢志郎が精神的に参っていたと報じており、情報も錯綜している状況だ。
そんな和牛の解散発表には芸人たちもビビッドに反応。同じ吉本に所属する芸人から残念がる声が数多くあがるなか、東京芸人の代表格である「さまぁ~ず」の三村マサカズがXで発したポストに、大きな反響が集まっている。
三村は和牛の解散を「もったいない」と評したうえで、「どっちもどっかで堪忍袋の尾が切れたんだろうな」との印象を披露。そのうえで「コンビは許すことが続ける秘訣でもあるからなぁ」との見解を示していた。
「三村のポストは5万近くのいいねを集めており、多くのお笑いファンが納得している様子。フォロワーからは《夫婦関係でも大事なこと》《コンビって相性も大事ですよね》といったリプが付けられており、結成36年におよぶさまぁ~ずの二人が良好な関係を保ち続けていることに感心する人も多いようです」(芸能ライター)
三村と大竹一樹は都内の私立高で同じクラスになったことで友人関係となり、翌年にコンビを結成。クラスメイトであることに加えて実家も同じ墨田区内で、お互いの中学が3キロしか離れていないというご近所同士なのである。
それゆえコンビ関係も良好で、2年前にはテレビ番組で三村が「ビジネスパートナーではないんだよね。友達だもんね」と語れば、大竹も「友達がたまたま同じ仕事をしてるだけ」と指摘。コンビである以前にお互いが友達関係であることを強調していたものだ。
「それに対して『和牛』は、吉本に所属していた水田と川西がそれぞれ相方を探すなか、同僚芸人の紹介で引き合わせられた関係。年齢は水田が3歳年上ですし、出身地も愛媛と大阪で異なっており、芸人にならなかったら知り合うこともなかったでしょう。芸人コンビはそういった関係性が多いので一概には言えませんが、これが同級生コンビだったら違った結末になっていた可能性は大いにあり得ます」(前出・芸能ライター)
11月に解散したお笑いコンビの「ゾフィー」も和牛のケースに似ており、ツッコミのサイトウナオキが5歳も年上。しかも高卒のサイトウに対してボケの上田航平は慶應義塾大学卒と、バックグラウンドも大きく異なっていた。こちらもまた、お互いに相方を探すなかで出会った経歴を持っている。
もちろん幼馴染のお笑いコンビが解散するケースは珍しくなく、年齢が離れていても長続きするコンビも多いはず。ただ今回の和牛解散に関しては、さまぁ~ずとのコントラストの強さが際立っていたのかもしれない。