2月21日に文春オンラインが報じた日本テレビ系ドラマ「たーたん」の制作中止。
今年4月からムロツヨシ主演で放送が予定されていたものの、昨年の秋ドラマとして同局が放送した「セクシー田中さん」の「原作改変問題」を受け、同様に漫画を原作とする同ドラマの中止が急きょ決定したという。
ドラマ「セクシー田中さん」の「原作改変」が原作者である漫画家・芦原妃名子さんの急逝のきっかけとなったことで、今も日テレには大きな批判が寄せられている。
「プロデューサーを担当するのがドラマ『セクシー田中さん』と同じ人物なら、原作を刊行しているのも同じく小学館。さらに今作でも原作ストーリーの大幅な改変があったことから、小学館と協議して中止を決定したようです。制作スタッフには21日の午前中に伝えられたそうですが、遅きに失した感は否めません」(テレビ関係者)
「たーたん」が制作中止を余儀なくされたことで、新たに別のドラマ企画し、放送する予定だという。
同関係者が続ける。
「放送開始まで2カ月をきった状況で企画から収録まで行うのは至難の業。イチから作品を作るにはあまりに時間がなさすぎます」
その結果、急浮上しているドラマの形式が―。
「こうした状況から、ギリギリまで時間をかけて台本を練り『スタジオにセットを組んだ“生ドラマ”で放送してはどうか』という案が日テレ局内で出ているんです。1クール丸々の生ドラマは前例がありませんが、そうでもしないと間に合わないとの危機感があるのでしょう」(前出・テレビ関係者)
動向を注視したい。
(塚原真弓)