58歳のお笑い芸人・今田耕司を「東京大学に合格させるのに必要な年月」について、東大医学部卒のタレントで実業家の河野玄斗が、その基礎学力を踏まえた上で回答しているのが興味深いと世間の注目が続いている。
河野といえば、神奈川県下の中高一貫の私立進学校から現役で東京大学理科三類に合格。現在28歳にして、医師国家試験のほか、大学在学中に司法試験や公認会計士試験、簿記検定1級、英検1級、数学検定1級など、難易度の高い資格を数多く有している。目下、教育事業の展開に加え、登録者120万人を誇るYouTubeチャンネル「Stardy -河野玄斗の神授業」を運営し、日々、受験者に向けて有益な情報を発信し続けているという何ともハイスペックな人物だ。
今田とのやり取りが繰り広げられたのは、「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)のさる6月29日放送回。
この日の番組では、芸人・小籔千豊の中学生の息子を東大に合格させるのに必要な“コンサルティング費用”を尋ねられ、河野は「とりあえず100万円」と回答。小籔は「払う払う!」と前のめりで、私立に比べて学費が安価な国公立に入学できるだけでも「学費の差額を考えたら、だいぶ得ですやん」と“リーズナブル”だと感動した。
また、番組MCの今田が「オレ、58(歳)なんですよ。東大に今から行こうと思ったら、(時間は)どれぐらいかかります?」と聞くと、河野いわく「5年かかります」という。意外な答えに今田は「5年? 63歳で、オレ、東大入れるの? マジで?」と驚いている。
河野は、あくまで“受験勉強を5年間、毎日しっかりとやり続けたうえで”という条件付きであることを強調しつつ、情報番組のMCを務める今田について「ずっといろんなニュースに触れたりして、基礎学力はめちゃくちゃ高いと思うので、全然いけると思います」と背中を押していた。
「これには『東大を舐めすぎ』とする声や『今田の基礎学力って何? 受験とは全くジャンルが違うよね』などといった指摘が寄せられたものの、河野は今春に塾講師として『伝説』を達成したことで話題を集めています。3月10日更新のSNSで、彼が経営する『河野塾ISM』の門下生4人が『東大全員合格!』したと明かし、『伝説になりました!』とも興奮していました。しかも、『夏の模試ではみんなC,D,E判定とかだったし、自分の合格発表と比べ物にならないくらい緊張した!』と、4人とも初めから東大合格が確実視されるような成績ではなかったといい、河野が生徒の学力を引き伸ばす才能にも恵まれていることが証明されたということでしょう。もちろん、日夜勉強と向き合っているフレッシュな10代の脳と、58歳の今田とでは比較するのが難しいですが、勉学を極めた天才の言葉とあって、一定の説得力を帯びているのは間違いないですね」(テレビ誌ライター)
ちなみに、河野の“全員合格伝説”を報告後は「河野塾ISM」公式サイトへのアクセスが殺到し、一時サーバーがダウン。彼のもとで子どもを学ばせたいと願う親は多く、受験を知り尽くした「合格させるプロ」としてカリスマ的存在となっているようだ。
(木村慎吾)