ユーチューバー・フワちゃんのお笑い芸人・やす子に対する暴言騒動が、他の芸能人へ飛び火している。
フワちゃんがやす子のXに「おまえは偉くないので、死んでくださーい」などと残酷なリプライを送ったのは8月4日のこと。およそ9時間後に「言っちゃいけないこと言って、傷つけてしまいました」と謝罪の投稿をしたものの、ほぼ同じタイミングでやす子が「とっても悲しい」とXを更新したこともあり大炎上となっていた。
8月5日放送の「バラいろダンディ」（TOKYO MX）でもこの騒動を取り上げ、お笑いタレントのカンニング竹山は、「フワちゃんがどんな気持ちで言ったか分からないから、いち早く謝るところは謝る。2人で肩組んで写真とかを流すとか見せないと、世の中の憶測ばっかりで色んなことが広がっていくから」と言及。やす子とフワちゃんが和解したことが伝わる様子を発信することで、事態の沈静化を図るべきだと述べた。
竹山自身、過去にラジオでの発言が誤解を招き、志村けんさんの“悪口を言っている”という憶測がネットで拡散。自らの言葉で説明をするために志村さんの楽屋を訪れたところ、「肩組んで、写真撮るぞ。それで終わるだろって言ってくれた」と、志村さんの方から収束のために写真を撮るよう提案してもらったのだという。
その経験を踏まえ、竹山は「皆、仲間だから。芸能で、バラエティでやってる仲間だから」と、フワちゃんとやす子にも同様の方法で仲直りするよう期待したのだが‥‥。
「後輩の面倒見がいい竹山らしいアイデアではあるものの、過去にいじめ被害の経験があり、『人生をやめちゃおうかな』と自死を考えたこともあるやす子にとって、公然と『死んでください』と言われた傷は浅いものではないでしょう。竹山の口ぶりからは、バッシングを浴びるフワちゃんの印象回復のために、やす子に協力するよう差し向けているようにも聞こえますし、大先輩の竹山の提案であれば、やす子は断りたくても断りづらいでしょう。そのため、竹山のこの和解案には『そもそもなんでやす子さんが謝罪を受け入れなきゃいけない前提なの』『やす子に許しを強要してる』『フワの憶測が広がることの懸念よりも、やす子の精神状態を心配してあげるのが先だろ』『なんで自分に「死んで」と言ってきた人と仲良く肩なんか組まなきゃいけないの？』などと猛反発が集まっています」（芸能ライター）
8月7日の一部報道によると、6日に2人が直接会い、フワちゃんが謝罪したといい、関係者の話として、やす子は大騒動となったことに戸惑いはあるものの、謝罪を受け入れ、2人の間にわだかまりは残っていないという。が、触れれば火が付く“炎上案件”から脱したとはいまだ言い難い情勢は続いている。
（木村慎吾）
