漫画「GANTZ」の作者・奥浩哉氏が8月17日までに更新したXで、お笑いコンビ・かまいたちの山内健司による“呼び捨て“トークに不快感を示し、「なんかした?俺?」と綴っている。奥氏は「『マンガ沼』たまに観てるけど なんか僕のこと呼び捨てで馬鹿にした感じで喋ってるし 将来的に取材依頼とか来ても絶対受けないと思う」と“カンカン”な様子にも思える雰囲気を醸し出し、「てゆうか、なんかした?俺?」とも疑問視した。
同氏が言及したのは、漫画好きのお笑いコンビ・麒麟の川島明と山内がMCを務める「川島・山内のマンガ沼」(日本テレビ系)のことで、注目の漫画をプレゼンし、“沼のようにハマって”楽しむための漫画バラエティ。おそらく奥氏が視聴したであろう8月12日の放送回では、一切の顔出しをせず、その正体が謎に包まれている漫画家・泥ノ田犬彦氏について特集。すると山内は、素顔を隠す泥ノ田氏と奥氏に“同一人物説”が出ているとボケてみせ、泥ノ田氏を「“奥”ちゃうん?」と疑うコメントで盛り上げていた。
山内にとっては通常運転のボケだったが、面識のない奥氏にとっては呼び捨てにされたことが引っかかったようで、Xで「今週、急に呼び捨てで笑われてて失礼に感じました。事情はよく知りませんが失礼ですよね」「軽くいじっている感じに見えました」などと綴っている。
「山内は、お笑い以外の俳優や歌手のゲストらに対し、敢えてズバズバと物言いしていく芸がバラエティでウケており、今回もその要領でボケたのでしょうが、これまでと事情が異なるのは対象の人物がその場に不在だったという点です。年齢も56歳の奥氏に対し、山内は43歳と、13も下。スタジオでは笑いが生まれても、芸人のノリを持たない奥氏が不快感を示すのも無理はありません。ただ、一部から“過剰に反応しすぎ”“短気”“単なるボケ”などの指摘を受けると、奥氏はその後の更新で『愚痴を言っただけで別に謝れとか思ってないしそんなに怒ってないです。わざと大袈裟に喧嘩させようとしないでくださいね』『ネットニュースも喧嘩させたいだけだから、このツイートは取り上げてくんないんだよなあ』と冷静に言及。これに対しても、一般ユーザーから『でもこれは怒ってるように見えますよ』などの声が寄せられ、奥氏は『だから怒ってないって言ってるじゃないですか』などと返信。今度は一部Xユーザーへ怒りの矛先を変えていました」(テレビ誌ライター)
漫画を愛する山内にとっても、あこがれの大物に不快感を与えてしまったことは悔やまれるところだろう。
(木村慎吾)