偉業達成でも「大谷翔平を見たくない!」少数派“大谷ハラスメント論者”の「真剣な言い分」

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が野球の歴史を塗り替え続けている。

 メジャーリーグ初となる「50-50」(シーズン50本塁打、50盗塁)の達成が目前に迫っていた大谷は、9月20日のマーリンズ戦で6打数6安打の大爆発。この試合で一気に記録を「51-51」まで伸ばし、偉業を達成した。

 現在、ホームランと打点でリーグ二冠王の大谷。日本人メジャーリーガーの華々しい活躍を国内のテレビ各局は連日報じている。

 今年4月に産業能率大学総合研究所が発表した「新入社員の理想の上司ランキング」で1位を獲得するなど、今や国民的スターとなった大谷だが、ネット上では「大谷を見たくない」と主張する「少数派」の意見も―。

 ネットに詳しいジャーナリストが語る。

「このところX(旧Twitter)でチラホラ見かけるキーワードが『大谷ハラスメント』なる言葉。テレビやネットが大谷の話題一色であることに辟易している人たちが『もはやハラスメント』だとして、ハッシュタグを付けて投稿しているんです。いわく『大谷がホームランを打つたびに速報を流すな』『妻の真美子さんや愛犬・デコピンの話題に関心が持てない』といった内容なのですが、こうした投稿に『いいね』が100以上付くこともある。少数派ながら、決して無視できない数の人が『大谷ハラスメント』に賛同している模様です」

 プレーでの活躍を「ハラスメント扱い」される大谷としては、たまったものではないが、“大谷ハラスメント論者”にも真面目な言い分があるようだ。

「彼らが口をそろえて主張するのは『大谷の話題よりも“伝えるべきニュース”がある』ということ。自民党の裏金問題やイスラエルとパレスチナの問題を優先して報道しないメディアに憤りを感じているんです。ただ、これを『大谷ハラスメント』として主張するのは、いささか的外れ。そもそも大谷から個人的に迷惑を被ったわけではありませんし、不満の矛先を向けるべきは報道機関でしょう」(前出・ジャーナリスト)

 スーパースターゆえのとばっちりであった。

(塚原真弓)

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