日韓クリエイター共同制作による麻生久美子主演ドラマ「魔物」（テレビ朝日系）。5月23日放送の第5話「戦慄のサムゲタンパーティー」では、麻生演じる華陣あやめ、北香那演じる源夏音、神野三鈴演じる最上陽子という、塩野瑛久演じる源凍也の「不倫相手」「失踪した妻」、さらに「凍也を長年“オトコ”として意識し続けている女」が一堂に会し「サムゲタン」を食べるという、身の毛もよだつシーンが描かれた。
あやめ（麻生）と凍也（塩野）のいちゃいちゃしたラブシーンもさることながら、そんな甘いシーンからいきなりDVシーンに急展開することもあるため、「今晩はDVシーンがありそうか」を自分なりに予測し、心の準備をしてからでないと「怖くて視聴できない」という人が少なくないようだ。
また、ドラマの内容だけでなく、放送当日になるまでわからない「各話サブタイトル」を楽しみにしている人もかなり多いようだ。
というのも、これまで第2話「愛欲のキムチチゲ」、第3話「偽りのサムギョプサル」、第4話「ほじくってケランチム」と、第1話以外は韓国料理名と、恋愛を想起する言葉を合体させた「印象的なサブタイトル」がつけられているため、「次回はどの韓国料理と恋愛を想起する言葉の組み合わせがサブタイトルになるか」と話題なっているのだ。
また、人気メイクアップブランド「KATE」の日本人の肌色になじむ発色と落ちにくさで人気が高いリップカラー「リップモンスター」の「打ち上げ花火ブランコ」「明後日の水たまり」「スパイダーリリー調香師」「水晶玉のマダム」といった各種カラーネームや、椎名林檎の「無罪モラトリアム」「勝訴ストリップ」「三文ゴシップ」「三毒史」といったアルバムタイトルを「各話サブタイトル」から想起するという指摘の声もあり、楽しみしている人が多いことを思い知らされる。
5月30日放送の第6話では、凍也（塩野）が暴れそうな回なので、そのための心の準備をしつつ、「哀愁のソルロンタン」「ひとりぼっちのタッカンマリ」「戸惑いのチャプチェ」といったサブタイトルを考えながら金曜の夜を待ちたい。
（津島修子）
