子どもの毎日の食事、気を使いますよね。好き嫌いが激しいとなおのこと。意外かもしれませんがこれは肉料理にもあるようで、肉のボソボソ感や噛み切れない感じが苦手な子どももいるようです。
子どもの成長・発達に不可欠なタンパク質を摂取するためには肉を積極的に食べたいものですが、苦手というなら困ってしまいます。でも、そんな子どもでも食べやすいのが「ひき肉」メニュー。ひき肉を使った次のようなメニューで、肉の栄養をしっかり取り入れてもらいましょう。
■ひき肉カレー
いつものカレーの具材を、ひき肉とコロコロにカットした小さな野菜にするだけ。大きな野菜や肉が入っているカレーは苦手でも、全ての具材が小さくカットされているカレーなら食べられるという子どもは多いです。とても作りやすいメニューですから、手軽にタンパク源を取り入れることができますよ。
■ひき肉チャプチェ
細切りにしたにんじんやピーマンなどの野菜を用意したら、ひき肉と一緒にフライパンへ。ひき肉から出る油でしっかり炒め、ゆでた春雨を加えてよく和えます。にんにくと生姜のチューブ、香り付けのごま油を少量ずつ、焼き肉のタレをお好みで加えたら、よく絡めて出来上がり。エノキやエリンギを食べやすい大きさにカットして加えても美味しいですよ。麺類が好きな子どもが、肉も野菜もたっぷり食べられるメニューです。
■揚げないヘルシーミートボール
ミートボールが大好きな子どもには、食べてもらいたい野菜と一緒にひき肉でヘルシーなミートボールを作ってあげましょう。玉ねぎやにんじんなどのお好み野菜をみじん切りにしてひき肉と合わせ、卵、片栗粉、塩こしょうを加えてよく混ぜ合わせます。粘り気が出てきたら小さく丸めて沸騰しただし汁の中へ。灰汁を取りながら裏返し、3~5分ほど中火で煮込みます。残った煮汁にケチャップをたっぷり、醤油と砂糖を少量ずつ加えて、水分を飛ばしながらよく絡めて出来上がりです。
野菜やきのこ類と合わせたメニューは栄養バランスを整えやすく、育ち盛りの子どもの食事にぴったりです。食べやすい「ひき肉」を上手に活用して、日々の食卓を彩ってはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)