5月27日、日本外国特派員協会で記者会見を開いた映画監督の園子温氏。
「愛のむき出し」や「地獄でなぜ悪い」などの作品で映画ファンの支持を集めていた園監督だが、2022年に一部週刊誌に「性加害疑惑」が報じられると批判が集中。自身の公式サイトで「記事の内容は事実でない」と否定したものの、製作活動がままならない状態が続いていた。
この日、会見に臨んだ園監督は「最初からセクシャルハラスメント行為を否定してきました」と改めて性加害疑惑を否定。
「映画という表現活動を絶たれ、家族にも止むことのない誹謗中傷が浴びせられた」「この3年間は憔悴し、うつ病になり、過剰に睡眠薬を摂取して自殺を考えた」と被害を訴えた。
「今回の会見は、園監督について『ワークショップで知り合った新人女優に性的行為を要求していた』とSNSに投稿した男性俳優を訴えた裁判で名誉毀損の成立を認める判決が5月16日に出たことによるもの。会見で『こうやって記者会見をやる理由は、もう一度映画を撮れるようになりたいという一念でやってます』と語っていたことから、現場復帰に一定のメドがついたと判断したのではないでしょうか」(芸能関係者)
さらに会見同日にYouTubeチャンネルを開設し、自身の潔白を繰り返し強調したのだった。
今後、園監督はどのような活動を行うのか。
「ネット上では園監督の復帰を拒絶する投稿が相次いでいて、商業映画でメガホンを撮るのはまだまだ困難。当面はインディーズ作品を製作すると見られます。今回の会見でみずからの『性加害報道』について『映画化する予定』を聞かれた際に、園監督は『ぜひしたい』『どうやって無から膨らんで罪が生まれてくるか』と答えていた。『性加害の冤罪』を描く作品のプランを練っているようです」(前出・芸能関係者)
議論が巻き起こること必至の仰天プランであった。
(塚原真弓)