2023年3月17日よりAmazon Prime Videoで配信された米倉涼子主演ドラマ「エンジェルフライト‐国際霊柩送還士‐」が、現在NHKで放送されていることをご存じだろうか。
2019年に「脳脊髄液減少症」を発症した米倉は、23年8月に手術を受けて翌24年5月くらいから元気になったそうだが、この「エンジェルフライト」の撮影中は、「体が曲がらなくなってしまった。痛くて、洋服を自分で着替えられないから、全部スタイリストさんとか、いろんな人たちが穿かせてくれる」状態だったと昨年6月14日放送の「あさイチ」で語っていた。また、同じ病気を患う人々との交流の中で「私は芸能人なので、私はテレビや舞台の上で、いつか絶対克服して元気な姿で頑張れるのをみんなに教えてあげたい」という目標ができたと話す姿が非常に印象的だった。
そんな米倉が5月24日放送の「痛快!明石家電視台」(MBSテレビ)にゲスト出演。共演者のお笑いコンビ・アインシュタインの稲田直樹から「美しさの秘訣」を質問されると「私は本当に何も…」と“女優によくある返答”をしたのだが、その後に続く持論が素晴らしかった。
「私、わかってることがあるんです」と言うと、米倉は「ズボラなほうがいい」と持論を展開。化粧水や乳液などを顔につけた後、肌に手を当てて浸透を促すことも「マジゼロ」「浸透って本当にすんのかなと思って」と、美容に良いとされていることを「していないこと」が明らかになった。
米倉は世間で推奨されている丁寧な洗顔の仕方や、細かいことが求められるスキンケア法に疑問を持ったと言い、自分は無造作にやっていることがほとんどだと明かした。「最低限のことくらいしか。本当に私の生活見せてあげたいくらい。パックをする時間がもったいない」などとも発言したため、現在CM契約中の化粧品メーカーとの関係は大丈夫だろうかと、心配になってしまうほどだった。
しかし、米倉の持論は一理あるかもしれない。「気にしない」ことはストレスを生まないから、「やらなければ」と気負うこともないし、「やらなかった」と気に病むこともない。“ストレスの軽減”は間違いなく、美しさへの第一歩だろう。
(森山いま)