タレントの手越祐也が、今年に入ってテレビ出演を急激に増やしている。手越といえば、旧ジャニーズグループのNEWSやテゴマスのメンバーとして活躍。バラエティ番組にも多く出演し、人気の高いアイドルだった。
しかし2020年、緊急事態宣言下にもかかわらず、女性と飲み会をおこなっていたと「週刊文春」に報じられ、この騒動がきっかけとなり事務所を退所することに。その後は個人事務所を設立して活動を続けていたが、テレビ出演はできない状況が続いていた。
「手越は、事務所を辞める際にひと悶着あったことで、独立してからはテレビを干された。当時のジャニーズ事務所は激怒していたとされ、局のスタッフも忖度して手越を起用しなかった。結果、ずっと出演していた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)やサッカー番組も出演できなくなりました。ただ、ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、旧ジャニーズ事務所のテレビにおける影響力が薄れ、最近では手越を起用するプロデューサーが増えているようだ」(スポーツ紙記者)
今年に入って手越は「イッテQ」のほか、「大悟の芸人領収書新春SP」「ダウンタウンDX」「しゃべくり007」(いずれも日テレ系)と人気の高い番組へ立て続けに出演。5月12日放送の「しゃべくり007」では、母親まで登場するサプライズを見せ、話題を集めている。
また、歌手としてもさまざまな音楽番組に出演し、テレビ業界を干されていたとは思えないような活動を続けている。このままいけば、再ブレイクしそうな勢いなのだが、テレビ関係者の間からは「使いづらい」という声も聞こえてくる。
「今年出演した番組を見てもわかるとおり、日テレに偏っている。手越さんは、『世界の果てまでイッテQ!』でタレントとしてブレイクして、出演した多くのサッカー番組も日テレ制作だった。昔から同局と関係性が深いのですが、独立後は特に日テレばかり。正直、他局のプロデューサーは、バラエティ番組において日テレ色が強すぎる手越さんを、積極的に使いたがっていません。せっかく再ブレイクの兆しが見えているのに、このままだと日テレのバラエティ番組ばかりになって、飽きられる可能性が高いです」(民放関係者)
現在は歌手としての活動も積極的に行っているが、かつてほどの人気はない状況だ。ぜひ、バラエティ番組で大活躍する姿をもう一度見せてほしい。
(渡邊伸明)