近年、迷惑メールが増えていますよね。誤ってクリックしてしまうと詐欺サイトが開き、情報が窃取されたりマルウェアに感染したりするなんていう恐ろしい事態も起こります。
そんな詐欺メールですが、一般企業を装った巧妙なものもあり、「つい引っかかってしまった……」なんて人も多いようです。例えば、こんな文言に引っかかった体験談がありました。
■銀行から「クレジットカードの暗証番号を変更してください」
「クレジットカードの暗証番号を一定期間ごとに変更することを推奨している」といった名目で、悪意を持った攻撃者が偽メールを送り付けてくることがあります。暗証番号の変更は、リスク回避のために“やっておかなきゃいけない”ものかもしれません。でも、これはその心理に付け込んだ詐欺メールであり、「つい暗証番号を入力してしまった……」という人もかなりの確率でいるようです。
■宅配業者から「不在のため持ち帰りました。下記よりご確認ください」
スマートフォンのSMS(ショートメッセージサービス)に「お客様宛にお荷物をお届けにあがりましたが、不在のため持ち帰りました。下記よりご確認ください」という内容が届き、URLが記載されていることがあります。
これは、一時期話題になった典型的な詐欺メールです。タップしてしまうと宅配業者を装った偽サイトが表示され、電話番号を通じて偽メールが拡散してしまいます。中には、「偽サイトに電話番号やID・パスワードなどを入力してしまい、身に覚えのないゲームアプリの代金の請求を受けた」という人もいるようです。
■サブスク業者から「お客様のアカウントに不正にアクセスがありましたので停止いたしました」
普段からAmazonなどのサブスクを頻繁に利用している人は、このメッセージを見るとびっくりしてしまい、ついサイトにアクセスしてしまいがち。偽のURLをクリックしてログインしてしまうと、情報を盗まれて不正利用されてしまいます。この偽メールに騙され、「不安になってURLをクリックしてしまった……」という人は多いようです。
いかがでしたか? これらの体験談を教訓として、ぜひ詐欺メールには引っかからないよう注意してくださいね。