皮膚科医、内科医の立場から数々の美容本を出版している友利新氏が6月8日、「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演。美容にまつわる正しい知識や間違った知識の“熱血授業”を行った。
まず話題にあがったのは「ニキビ」。生徒役の出演者たちに対し、どう対処しているのか尋ねると、お笑いタレントのやしろ優は「まず…潰して…」と告白。タレントの新山千春も「私も」と手を挙げた。
すると友利氏は「みなさん、やっぱりニキビを軽んじています」とピシャリ。ニキビの正式名称は「尋常性ざ瘡」という皮膚疾患であることを伝え、「潰すなんてもってのほか」であり、皮膚科の医師に相談するのが最善策と答えた。
また、肌の健康を保つためにやってはいけない3大NGは「日焼け」「乾燥」「摩擦」をあげた。特に日焼けは、肌の老化の7割は紫外線だという。これは、室内にいても影響があるそうで、安価なものでも構わないので、日焼け止めを毎日使うよう勧めた。
次に、乾燥を防ぐために使われるシートパックについては、使用時間が大切だという。「濡れているものを長時間肌に乗せているってことじゃないですか。そうすると肌って、ふやける。肌がふやけたらどうなりますか?隙間が空いちゃって、悪いものも入ってくるようになって皮膚のバリア機能が低下する」のだという。医療的には「3分から10分以内」が望ましいそうだ。
そして、「血液こそが最高の美容液」と語り、そのために「血液を最高の美容液にするおすすめ食材5選」も紹介。青魚、海藻、キノコ類、納豆、キウイがいいそうだ。
視聴者からは「医療の観点から苦言を呈するのは素晴らしい」「こういう情報、もっと知りたい」「皮膚科医のスキンケアは説得力ある」など好評で、早くも“第2弾”を望む声が寄せられている。