梅雨だというのに暑い日が続きますよね。クーラーだけではなく、場所によっては扇風機を使っている人もいると思います。でも、扇風機はもう時代遅れかも! 最近では、冷風扇や冷風機といった新しい“涼を取る家電”もあるんですよ。そこで今回は、扇風機に代わるそれらの家電を紹介していきましょう。
■冷風扇(れいふうせん)
冷風扇とは、タンクに入れた水を蒸発させることで周囲の熱を奪い、冷風を出すことで温度を下げるという“気化熱”の仕組みによる冷房器具のこと。一番の特徴は、ただ冷風を出すだけでなく水を蒸発させて冷やすこと。扇風機はただファンをグルグル回して風を発生させるだけなので、両者は大きく仕組みが異なります。冷風扇の中には氷や保冷剤を入れる製品もあり、より涼しさを感じられるアイテムといえるでしょう。
■冷風機(れいふうき)
冷風機とはスポットクーラーとも呼ばれるもので、熱交換器によって熱い空気を屋外に放出して冷たい風を送り出します。エアコンと同じ仕組みなのが特徴で、排熱のために屋外へつなげる管とその工事が必要です。
■タワーファン
タワーファンはスリムで縦長形状の家電で、細い板のような羽根がついたシロッコファンと呼ばれるもので冷たい風を送ります。扇風機よりも首振りの範囲が狭くて風向きを調整しにくいところがありますが、扇風機よりもスタイリッシュで狭い部屋にも収まります。
冷風扇や冷風機、タワーファンは、一般的に扇風機より涼しいといわれています。近年の夏は暑さが深刻ですから、扇風機を卒業して冷風扇や冷風機に替えてみるのもいいかもしれませんね。