国分太一が無期限の活動休止を発表した翌日の6月21日、「WEB女性自身」が報じた「国分が何をしたのか?」をめぐる関係者による証言に注目が集まっている。
日本テレビの福田博之社長による緊急会見が20日午後1時より開かれたものの、「プライバシー保護の観点から内容については説明できない」と繰り返すばかりで、「過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あった」ことから、国分がレギュラー出演中の「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)を降板することしかわからなかった。
それに対し「WEB女性自身」は、日テレの番組制作に携わる関係者の話として、国分は「ザ!鉄腕!DASH!!」のスタッフにセクハラ的行為をしたと報じている。具体的には、卑猥な動画をLINEで送りつけたり、卑猥な画像を送ってくるように要求していたことが複数回あった、というのだ。
ここで注意したいのが、国分がしたのは「セクハラ」ではなく「セクハラ的行為」という点だろう。
「セクハラ」の多くの場合は、性的な興味や欲求に基づく不快な言動を指すが、「セクハラ的」ということは、たとえば「いじめ」として同性に対して卑猥な画像を要求したりしていたのかもしれない。周囲から認められたい、自分は優秀だと思われたいという承認欲求や、主導権を握りたいと思う気持ちから、恥ずかしい画像という相手の弱みを握ろうとしたりする場合が、「セクハラ的行為」に該当するのではないだろうか。
2018年にTOKIO元メンバーの山口達也が強制わいせつ容疑で書類送検されたことを受け、当時の残る4人のメンバーが謝罪会見を開いた時、松岡昌宏だけが目に涙をにじませながら私見として、TOKIOの解散を口にしたことを覚えているだろうか。
松岡は現在、主演舞台「家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂」で石川、愛知、広島を巡回している。国分の不祥事が公表される前日の6月19日、石川公演を2日後に控えていたタイミングで、松岡は舞台の共演者やスタッフに直接謝罪したという。
21日、石川・七尾市文化ホールにて11時から始まった昼公演は、立ち見客が出るほどの大盛況だったそうで、カーテンコールでは能登半島地震の被災地を思う気持ちからなのか、この状況で舞台を無事に終えられたことの安堵感からなのか、涙していたことを観客から聞くことができた。
国分よ、松岡を泣かせるな。
(森山いま)