6月20日の夕方、城島茂が社長を務める「株式会社TOKIO」が副社長を務める国分太一の無期限活動休止を発表した。
実はこの日の午前11時半過ぎ、「ストレイトニュース」(日本テレビ系)で国分がレギュラー出演する「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)を降板すると報じられた。「過去に複数のコンプライアンス上の問題行為があったことを確認した」ことが降板理由とのことだった。
さらに午後1時には、日本テレビの福田博之社長が緊急会見を開き、「プライバシー保護の観点から内容については説明できない」と繰り返しながらも、「過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あった」として、国分がレギュラー出演中の「鉄腕DASH」を降板することを改めて発表した。「ストレイトニュース」で報じられた内容とほぼ変わりのない「緊急会見」だった。
翌21日には、共同通信社が国分の「コンプラ違反」とは「セクハラに該当するような内容だったことが20日、関係者への取材でわかった」と報じたため、世間の人々からは「やはりそういうことだったか」と、驚きの声よりも納得の声が数多くあがっている。
また、TOKIO元メンバーの長瀬智也はこの日、自身のインスタグラムのストーリーズで、バイクレースの情報4本と1本の意味深なメッセージを公開。そこにはヒゲを生やしてキャップを被った長瀬のモノクロ自撮り写真とともに「ヤラセだらけの世界に疲れたらレースをおすすめします。そのかわりヤラセだらけの世界に戻れなくなります。ご注意ください。ナガセ」との言葉が。そのためネット上には「鉄腕DASHもヤラセってことか、いや芸能界全体がヤラセか」といった声があがっている。
振り返れば2020年7月にTOKIOのメインボーカルを務めていた長瀬が同グループを脱退。と同時に設立されたのが「株式会社TOKIO」だった。
さらに2022年5月には国分が関連会社として「株式会社TOKIO‐BA」を設立。この会社は、福島県南部に位置する西郷村の東京ドーム約2個分の土地を、全国からのアイデアをもとにゼロから整備して造られた「みんなの遊び場」である「TOKIO‐BA」を運営するためのもの。国分の無期限の活動休止に伴い、「TOKIO‐BA」も無期限の休止・休園が発表された。福島県を盛り上げる応援隊長とも言える国分の不祥事に福島県民はどんな思いでいるのだろうか。
また、「WEB女性自身」は21日、日テレの番組制作に携わる関係者の証言として、国分は「鉄腕DASH」のスタッフである外部の制作会社に所属する人に対し、卑猥な動画をLINEで送りつけたり、卑猥な画像を送ってくるように要求していたことが複数回あった、などと報じた。
国分はなぜ「そんなことをしたらどうなるか」を考えられなかったのか。
5月17日放送の「THE SECOND~漫才トーナメント~」(フジテレビ系)で準優勝したお笑いコンビ・囲碁将棋が「国を分ける太い一物」という印象的なフレーズで笑いを誘っていたが、こちらも使えなくなることだろう。実に残念だ。
(森山いま)