解散したTOKIOにおいて、松岡昌宏の人間性が窺える振る舞いが多くの称賛を集めている。同日、福島県の風評・風化戦略担当理事の半沢浩司氏が、騒動の最中に松岡から謝罪の連絡を受けていたことがわかった。
TOKIOといえば、2011年の福島第一原発事故以来、農産物の風評被害に悩まされていた同県のPRを任されていた。ただ、6月20日に日本テレビが国分太一に過去のコンプライアンス違反があったことを発表すると、25日、同日付でTOKIOの解散に至り、彼らの所属事務所である「株式会社TOKIO」も廃業することが決まった。
報道によると、解散を決めたのはリーダー・城島茂と松岡の話し合いによるものだといい、国分もその決断を承諾したという。そして誰よりも早く“筋を通した”のが松岡だった。
半沢氏は、国分の問題行為が報じられて以降、TOKIOのメンバーから福島県に連絡があったのは“初めて”とのことで、それが松岡だという。電話を受けたのは25日に解散が発表された後で、ネットで大きな反響を呼び、「なぜ国分じゃないの?」とする声も上がっている。
「松岡といえば、2018年に不祥事を起こして脱退した元メンバー・山口達也氏が将来的なTOKIO復帰を願うようなコメントを残したことに対し、会見で『もしもそういう気持ちが彼の中にあり、その甘えの根源がTOKIOにあるなら、あくまで自分の意見ですが、そんなTOKIOなら1日も早くなくしたほうがいいと思う』と誰よりも厳しい言葉を放っています。そして、それは、若い頃から山口氏を兄貴分と慕って、世話になってきたからこその言葉であることも、ファンには伝わっていました。おそらく今回の件でも彼は国分に厳しい意見をぶつけたことは想像でき、そのまま解散という結論に至ったのではないでしょうか。ただ、最も強くメンバーの不祥事を糾弾していた松岡自身が、誰よりも早く福島県に謝罪の電話を入れていたという事実には、『漢気あるね、やっぱり』『松岡さんはいつも他のメンバーの尻拭いをしている印象』『さすがですね。こういう時にきちんと筋を通せる人間かどうかは分かれるよ。本当の人間性が出ますから』とする反応から、『なぜ国分が真っ先に謝罪しないの?』『本当なら国分が松岡より先に謝罪するべき』との指摘も見られました」(テレビ誌ライター)
株式会社TOKIOでは、「広報」の役職に就いている松岡。その責務を最後までまっとうしたと言えそうだ。
(木村慎吾)