「生き方がかっこよかった」NEWS加藤シゲアキ、“偉大な釣り仲間”に導かれた創作への道
アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが、10月7日放送開始の連続ドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)に刑事役で出演している。加藤といえば、歌手、俳優そして小説家としての顔をもつ多彩な存在だ。
2012年に「ピンクとグレー」で作家デビュー。「閃光スクランブル」(13年)、「Burn.-バーン-」(14年)、「傘をもたない蟻たちは」(15年)と次々に作品を発表し、2021年の「オルタネート」ではアイドルとして初めて直木三十五賞候補にノミネートされる快挙。2023年の「なれのはて」(講談社)も直木賞候補になっている。
そんな加藤が10月3日、俳優・中尾明慶のYouTubeチャンネル「中尾明慶のきつねさーん」に出演。小説家を志すきっかけとなった人物として、釣り仲間でもある嵐の大野智の名前を挙げた。
「大野くんてあの頃、絵を描いてて個展してた。それがすごいなと。絵もめっちゃ上手いし、そんな形の売れ方あるんだと。最初はアーティストみたいな感じから、どんどん売れていった印象だったの、近くにいて。俺もその売れ方が…売れ方っていうか生き方がいいなって。なにか作るの好きだったし、でも絵は上手くない。何かないかなって思っている時に、大野智の生き方に影響を受けて小説を書くようになったんです」
大野は2004年の「24時間テレビ27」(日本テレビ系)でチャリTシャツのデザインを手がけ、2008年にはアート作品を収めた写真集「FREESTYLE」を発表。東京・表参道ヒルズで開催した個展も大きな話題を呼んだ。
大野智なくして加藤シゲアキが直木賞候補に選ばれることはなかったのである。
(所ひで/YouTubeライター)
