【サン!シャイン】谷原章介が“斎藤知事が黒幕”発言を謝罪も…「言い間違えでは済まない」理由
11月27日放送の情報番組「サン!シャイン」(フジテレビ系)でMCの谷原章介が謝罪する一幕があった。
番組冒頭に佐々木恭子アナが「まずは訂正です」と切り出したのは、今月10日の放送における谷原の「言い間違え」について。この日、11月9日に名誉毀損の疑いで逮捕された政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者のニュースを取り扱った同番組。兵庫県の斎藤元彦知事を巡る「兵庫県庁内部告発文書問題」を追及し、今年1月に亡くなった同県の竹内英明元県議の名誉を傷つけたとして逮捕された立花容疑者について、谷原は私見を述べていた。
佐々木アナの説明によると、谷原は本来「竹内さんが立花さんが言うように黒幕だったのか警察が判断することだと思う」と言おうとしたものの、誤って「斎藤さんが立花さんが言うように黒幕だったのか警察が判断することだと思う」と発言したとのこと。斎藤知事と関係者、視聴者に対して謝罪し、谷原も「申し訳ありませんでした」と頭を下げた。テレビ関係者が解説する。
「まったく事実関係が噛み合わない『あり得ない言い間違え』ですが、複雑な事件だけに『斎藤知事がなにかの黒幕という説が出ていたのか』と勘違いした視聴者もいた可能性がある。情報番組のMCとして致命的なミスをしてしまいました」
この謝罪を受けて、ネット上では谷原への批判が殺到。降板を求める声が相次いでいるのだ。さらに同関係者は「谷原の『発言の真意』について、一部では“裏読み”がされていて、単なる言い間違えでは済まない事態に発展している」とも指摘する。
「事の経緯として、不信任決議を受けて昨年9月に失職した斎藤知事が兵庫県知事選に出直し出馬した際、斎藤知事を応援する立場で立花容疑者も出馬するという“二馬力選挙”が物議を醸していた。斎藤知事は立花容疑者との連携を否定しているものの、いまだに『斎藤知事が応援を依頼したのではないか』とする『黒幕説』が根強く囁かれているんです。案の定、今回の言い間違えについてSNSでは『谷原の本音が出ただけでは』との邪推で溢れています」(前出・テレビ関係者)
信頼を取り戻すには時間がかかるかもしれない。
(塚原真弓)
