【ザ・イロモネア】素人審査員の炎上騒動に元放送作家が指摘した「企画の欠陥」
昨年12月29日、TBS系で放送されたお笑いネタ番組「ウンナン極限ネタバトル!ザ・イロモネア 笑わせたら100万円」(通称・イロモネア)に炎上騒動が起こっている。
「イロモネア」はスタジオ観客席の100名の中からランダムに5名が審査員として選ばれ、出場芸人たちが5名を笑わせるかを競う。しかし、何をやっても笑わない審査員がいたことから、視聴者の一部が自身のSNSに「笑わないなら来るなよ」といった批判とともに審査員の顔写真を投稿。TBSが番組公式サイトで注意喚起の文章を発表したのだ。
この騒動について、テレビへの辛辣な考察が評判の元放送作家・長谷川良品氏が言及したのは、自身のYouTubeチャンネル『長谷川良品「テレビ悲報ch」』を1月7日付更新回でのことだ。審査員の顔をSNSに晒すのは問題外とした上で、それでも当番組には「企画の欠陥」があるとし、改善策についてこう話した。
「あそこまで頑なに笑わない審査員を混在させるのであれば等価ゲームにする必要があります。全ステージをクリアすれば、100万円を獲得できるのが芸人だけでなく審査するお客さんのほうにもインセンティブを設ける必要があるわけです。100万円とは言いませんよ。10万円、1万円でもいい。最後まで笑わなかった一般審査員には番組終了後、選ばれたことを明かした上で賞金を贈呈するといったシステムにすれば、あそこまで笑わない疑問が解決するわけです」
とはいえ、長谷川氏は「プロの芸人が審査員を務める『M-1グランプリ』でさえ、ジャッジが気に喰わないと批判を集める時代。上沼恵美子さん、山田邦子さんなどいい例です」とも。それを一般人に審査させるのは危険が伴う。よって、「審査」から「対決」の構図にチューニングが必要だったのでは、と疑問を投げかけたのだった。
「イロモネア」がレギュラー放送されたのは2008年から10年。Twitter(現、X)の日本版が提供されたのは08年で、当時は今ほどSNSとして認識されてもいなかった。SNSの発達とともに、番組の在り方も変えていく必要があるようだ。
(所ひで/YouTubeライター)
