「巨額赤字」のフジテレビ 社運を賭けた「GTO」「踊る大捜査線」連続不発なら“東出昌大が救世主”なワケ
7月20日から放送開始のドラマ「GTO」(フジテレビ系)の公式Xが、6月18日に90秒の予告映像をアップ。反町隆史が演じる“52歳の鬼塚英吉”が初公開された。バイクで疾走する姿や、教室で熱く語る姿、ドアを蹴破るシーンなど、前作のノリが継承されていることがわかる内容だ。
28年ぶりの復活を前に、同作は文部科学省とのタイアップを発表。「あなたに出会うのを待っている生徒がいる」というキャッチコピーが入ったポスターが全国の高校や大学などに掲示される予定で、国をも巻き込んだ宣伝体制が敷かれている。
1998年に藤沢とおる氏の同名マンガをドラマ化した前作は、最終回の世帯視聴率が35.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録する大ヒットとなった。反町が歌った主題歌「POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」も大きな話題を呼び、このドラマで共演した松嶋菜々子と2001年に結婚。今作で再び夫婦共演が見られるのかも注目されている。
しかし、予告動画を観た視聴者からは「白髪交じりのビジュアルを見て不安がよぎった」「1998年版を超えるのは難しそう」といった声も…
「98年の反町は25歳で、血気盛んな青年教師という役柄がぴったりとはまっていました。当時、教頭役を演じた故・中尾彬さんが56歳だったことを考えると、現在の反町の年齢で現場の一般教諭を演じ続けることには違和感がつきまといます。フジテレビは若年層向けのバラエティ番組に反町を出演させるなど、新規視聴者の獲得に躍起ですが、前作を知らない世代にこのノリがどこまで受け入れられるか。2012年のリメイク版も前作の数字には及んでおらず、話題性はあるものの、厳しい戦いも予想されています」(テレビライター)
「室井慎次がスピンオフ映画で死亡」という不安材料も
この「GTO」と並んで、フジテレビが社運を賭けて臨むリバイバル戦略のもう一つの柱が、9月18日公開の映画「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」だ。
今作では、織田裕二演じる主人公・青島俊作が湾岸署から本庁の捜査一課へと籍を移し、令和の東京を舞台に現場を走り回るという。しかし、こちらも大きな不安材料が…。
「『踊る大捜査線』シリーズの象徴的な存在であり、青島と深い絆で結ばれていた柳葉敏郎演じる室井慎次が、24年公開のスピンオフ映画にて死亡してしまった。興行収入も思ったほどは伸びず、作品への注目度はかなり下がっていた印象です」(映画ライター)
2026年3月期連結決算において、親会社であるフジ・メディア・ホールディングは営業利益が87億円の赤字に転落。もし二大看板である「GTO」「踊る大捜査線」が連続不発に終わる事態となれば、受ける打撃は計り知れない。
そんな中、最後の砦としてにわかに「救世主」への期待がかかっているのが、東出昌大だという。
「業界内にて、2028年のNHK大河ドラマ『ジョン万次郎』への出演が噂されているんです。東出といえば、不倫スキャンダル以降、地上波での俳優活動がままならない状況でしたが、公共放送からの出演オファーは、“禊のお墨付き”をもらったようなもの。民放各局の東出起用へのハードルも一気に下がります。となれば、フジテレビが真っ先に動き出すのが、キラーコンテンツである長澤まさみ主演の『コンフィデンスマンJP』の新作制作。東出演じる“ボクちゃん”は作品に不可欠であるため、続編の動きもストップしていましたが、大河出演が決まれば、即座にGOサインが出るでしょう」(テレビ関係者)
続編やリバイバル頼みのフジテレビ。虎の子コンテンツをいくつ守れるだろうか。
