女優のアシュレイ・ジャッドがハリウッドで最も権力を持つ人物の1人に性的嫌がらせを受けた過去を明かした。アシュレイはその人物の名前は明かさなかったものの、90年代後半に「コレクター」の撮影を行っていた際、ライバル映画製作会社の重役に何度もホテルの部屋に呼び出され、シャワーを浴びている様子を見るように要求されたのだという。
アシュレイは、その時の状況を「彼はとても慣れている感じだったわ。お決まりの『ホテルに来てよ、何か一緒に食べよう』というセリフで私を誘い出そうとしていたの」「本当に気持ち悪かったわ。『着ていく洋服を選ぶのを手伝ってほしい』とか言って誘い出そうともしていたわね。色んな交渉をしてきたわ」「すべてに対して嫌だと言い続けても、彼は私とは不釣り合いな、全てをコントロールできる大きな力を持っていたのよ」と語ったが、この出来事の数年後、多くの女優たちが同じ経験をしていたことを知ったという。そして、「他の女優たちと一緒にこのことについて話しているときに全く同じ経験をしているってことがわかったの」「例えば『僕がシャワーを浴びているところを見てくれる?』って言われたことを話すと、一緒に座っていた女性たちが声を揃えて『彼、私にもそれを言ってきたわ』って言ったのよ」と続けた。
同人物と一悶着あった後、アシュレイはこの人物が働く映画製作会社から出演依頼を受けることは一度もなく、自分の行動を責めることもあったというが、後にそのような人物にへつらう必要などないと気づいたと言い、「数年経ってあの出来事のことを考えてみて、あれは絶対に間違いで法律違反だったのだと気づいたのよ」と語った。