いまや“受難のグループ”と言われるKAT-TUNにいよいよ、解散の時が迫っているようだ。14年には赤西仁が引退し、昨年には田口淳之介が不透明な形で脱退。この5月には元メンバーの田中聖が現行犯逮捕され、のちに処分保留で釈放されたものの、世間に大きな衝撃を与えた。
KAT-TUNは田口が脱退した時点で充電期間と称した活動休止に入っていたが、田中の一件で充電どころの騒ぎではなくなり、活動再開はほぼ絶望視されている。そこで活動休止のままうやむやにするのではなく、あえて“解散”という道を選ぶのではないか、というのが業界の一致した見方だ。その理由を業界関係者がひも解く。
「ジャニーズのファンは派閥意識がかなり強く、その忠誠心は活動が休止した程度では収まりません。KAT-TUNがグループとして存在する限り、熱烈なファンはなかなか他のグループに“宗旨替え”しないのです」
であれば、そのファンたちが引き続き亀梨和也らの現メンバーを応援してくれればよさそうだが‥‥。
「派閥意識の弊害なのか、ジャニーズのファンには他のグループをライバル視する傾向がある。ファン同士の足の引っ張り合いもあり、イメージの悪くなったKAT-TUNをこのまま存続させると、他グループにとってはマイナスになりかねません。そこでKAT-TUNを正式に解散させ、宙に浮くファンの“推し変”を図るというわけです」(前出・業界関係者)
今年中にも何らかの動きがあると見られているKAT-TUNの動向に注目だ。
(浦山信一)