元フジテレビの有賀さつきアナウンサーが1月30日、52歳の若さで亡くなっていた。2月5日にこの報が告げられ、同日父親の洋さんが取材に応じ、亡くなる2週間前に入院し、30日の朝に亡くなったことを病院からの知らせで知ったとコメントした。
有賀さんは1988年、フジテレビに入社。同期の河野景子、八木亜希子とともに「花の三人娘」と呼ばれ、女子アナブームの先駆けとなった。
だが、人気絶頂期だった1992年10月に同局を退社。芸能事務所に所属し、「ミュージックステーション」や「料理バンザイ!」(共にテレビ朝日系)などで司会やアシスタントを務めるなどタレントアナとして活躍した。
しかし、そんな最中の95年、芸能事務所社長との不貞が写真週刊誌にスクープされる。会見を開いた有賀さんは「会っただけで、彼の声を聞いただけで幸せなんです。彼のことが好きだから、これからどうなっても悔いはない」と、交際を認めるも世間から猛反発を食らう。
「この一件が彼女の人生を大きく転換させた」と、当時を知る芸能記者は言う。
「会見の時点で有賀さんは、社長と結婚できると思っていたのです。当時、有賀さんのお母様は、娘だけが矢面に立たされる状況に不信感を募らせていました」
その後2002年、仕事の相談をしていたフジテレビの元上司・和田圭氏と結婚。同年に長女が生まれるも後に離婚。離婚後に放った「泣く泣く結婚した」「夫婦だけど上司だった」という和田氏への批判的な発言で、またも世間からバッシングされることになった。
昨年、バラエティ番組に出演した時に「激ヤセ」したと話題になっていたが、このころから病魔と闘っていたのかもしれない。一部報道によると、銀行口座などを整理していたという。
恵まれた容姿と、天性の明るさで愛されたアナウンサーだっただけに、突然の訃報は残念でならない。