NHK大河ドラマ「西郷どん」でのワンシーンが、大いに物議を醸している。6月24日に放送された、鈴木亮平演じる西郷吉之助と大物俳優が共演する場面である。
「吉之助は、沖永良部島に島流しにあい“野ざらしの牢”に幽閉されるのですが、物語の終盤、瀕死の吉之助に石橋蓮司演じる謎の男・川口雪篷が口移しで水を飲ませるシーンがありました。『西郷どん』は、当初から脚本家の中園ミホ氏が、『原作には、子弟愛や男女の愛からボーイズラブまでたっぷり散りばめられています』と紹介していたことから、“ボーイズラブ”の要素を含んだシーンに期待が集まっていましたが、予想外の2人の“キスシーン”にネットは大騒ぎになりました」(女性誌記者)
ツイッターでも「石橋蓮司と鈴木亮平のキスシーンで、なんか全部持ってかれた西郷どん」「石橋蓮司と鈴木亮平のキスシーンだとぉぉぉぉぉ!これが中園ミホの言うBL大河かぁぁぁぁぁ!」「大河ドラマで鈴木亮平と石橋蓮司のキスシーンを見ることになるとは思わなかった」など大きな反響を呼んだ。
「『西郷どん』の公式サイトで石橋は『どうしても水を飲ませて救命したいと思えば、茶碗なんかもどかしいし、やっぱり体の中に入れてやるのが一番いいと思いましてね。だから、口移しで飲ませるという表現を選びました』と、今回の演技について説明しています。演技のためなら妥協しない、石橋だからこそ今回の“BLシーン”は実現したのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
また、同サイトで石橋は「どうも鈴木(亮平)が喜んじゃってねえ(笑)。(中略)ただ言っておきますけど、下手でしたからね、あいつは。まったく無反応でした(笑)」と、撮影の舞台裏を明かしている。
一方で、「鈴木亮平と石橋蓮司のキスとかじゃなくて、別のところに見せ場を作ってほしい」などと、オッサン2人によるキスシーンに不満な声もある。果たして、次は全BLファンを満足させられる艶シーンが用意されているのか?
(窪田史朗)