田中圭主演の人気ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)が映画化されることが決定し、3月にクランクイン、夏に公開される予定だという。さらに来春には、漫画「きのう何食べた?」がドラマ化され、こちらはテレビ東京の金曜深夜「ドラマ24」枠で放送。主演は西島秀俊と内野聖陽が務める。
「おっさんずラブ」も「きのう何食べた?」も、おっさんたちの恋愛模様を描く内容で、来年はさらに“おっさんラブストーリー”が花盛りとなりそうな勢いだが、なぜここまで注目が集まっているのか。
ドラマ制作会社関係者はこう語る。
「『きのう何食べた?』は、2007年から『モーニング』(講談社)に連載されている、中年男性の同性愛者カップルの食生活を描いた超人気漫画。これまで何度か実写化の話もありましたが、LGBT、すなわちセクシャルマイノリティという非常にデリケートな問題を扱っているため、実現には至らなかった。しかし、そこへドラマ『おっさんずラブ』が大ヒットし、状況は一変したのです。女性ファンがある程度付くのは想像できましたが、男性視聴者からの支持もかなり集めている。加えて、厳しい目を向けるであろうLGBTの方たちからも好意的に見られていたのです」
さらに受け入れられた要因としては、「誰も傷つかない展開にあった」(前出・関係者)とも分析する。
「『きのう何食べた?』も、登場人物のほのぼのとした生活を覗き見するようなストーリー。実力派の西島と内野が主演となれば、ヒットは間違いないでしょう」(前出・関係者)
2019年はさらなる“おっさんラブストーリー”が増えるかもしれない。