女優・高畑充希が主演するドラマ「メゾン・ド・ポリス」(TBS系)が1月11日からスタート。初回視聴率が12.7%と、好発進を見せた。
「この作品は、加藤実秋氏の人気小説『メゾン・ド・ポリス』シリーズが原作。主人公の新米刑事(高畑)が退職警察官だけが住むシェアハウスを訪れ、高齢ゆえの持病を抱えながらも元警察官として抜群な能力を発揮する“アクの強いおじさま”たちに振り回されながら事件を解決していくユニークな刑事ドラマです」(テレビ誌記者)
その「メゾン・ド・ポリス」に暮らす“おじさま”たちを演じるのが、近藤正臣、角野卓造、野口五郎、小日向文世、西島秀俊の5人。いずれも知る人ぞ知る顔ぶれだが、その中でも、歌手でタレントの野口五郎の出演には、驚きの声が上がっている。
「野口の演じる藤堂雅人は、元科捜研所属のエリート。ところがキザで、隙あらば女性を口説こうとするバツ3のオンナ好き。野口といえば、郷ひろみ、西城秀樹と昭和の芸能史を彩る『新御三家』と呼ばれた往年のアイドルです。今回の出演に『野口五郎みたいな感じのイケオジ好きっ!!』『野口五郎さんのセクシーな感じが好き』中には、『歌手なのに“んっ”って思ったけど違和感なかったです』といった声も寄せられました」(前出・テレビ誌記者)
野口といえば、NHK紅白歌合戦に11回出演。歌手活動以外にもNHKの朝ドラ「さくら」や大河ドラマ「八代将軍吉宗」に出演するなど、俳優としても幅広く活躍。しかし、今回の「メゾン・ド・ポリス」では、意外な声も上がっている。
「野口が元刑事の役を演じると知って、『野口五郎さんが警察関係者っていうと、“カックラキン大放送”の刑事ゴロンボを思い出してしまうんだよね』といった声が多く上がっています。『カックラキン大放送!!』(日本テレビ系)は、1975年に始まったバラエティ番組。アイドルがコントを演じ、当時は一斉を風靡しました。特に野口が演じた米ドラマ『刑事コロンボ』を模したゴロンボ刑事は、当時大変な人気ぶり。『メゾン・ド・ポリス』で見せる野口のコミカルな演技が、ゴロンボ刑事を彷彿とさせ、往年のファンにとどまらず、若い人の間でも注目を集めそうです」(エンタメ誌ライター)
野口五郎、62歳。昨年他界した盟友・西城秀樹の分も、もうひと花咲かせて欲しいものだ。
(窪田史朗)