大阪市内のラーメン店が、お笑い芸人のたむらけんじに対し、ツイッターで失礼な投稿をしていた件。たむら自身が反応したことで、ネット中を駆け巡る大騒動になった問題が、思わぬ波紋を呼んでいる。
事の発端は、ラーメン店が1月22日にツイッターで、「先程『たむけん』さんが来店されました!」とつぶやき、たむらとの記念撮影した写真をアップ。ここまではよかったのだが、その投稿へのリプライで「マイク、カメラなかったらおもろ無い奴でした」と、プライベートで訪れたたむらは“面白くなかった”という毒舌コメントを残してしまった。
これにたむらも2月4日にツイッターで「えっ?嘘でしょ?気持ち良く写真も撮らせていただいたお店にこんな事言われる事あんの?ちょっとびっくりなんやけど」と反応、思いもよらぬディスりに驚いた様子だ。
その後、当該ツイートは削除されたが、この騒動を知ったネット民から、ラーメン店への批判が殺到、大炎上の様相を呈している。しかし、ラーメン店側はそういった批判に対しても「さーせん、反省しときます」「君には関係ないんだよ」などと煽り気味な返答を見せ、さらに延焼。
このラーメン店の大炎上を知ったたむらは「僕に対するお言葉はこの後もありがたく頂戴しますが、向こうへのお言葉はもうやめましょう」と、さすが、飲食店経営者といった大人の対応を見せて賞賛を集めた。
ただ、残念なことに一部の層からは「ラーメン店側が言ってることが当たってるだろ」「マイクとカメラがあっても面白くないけどな」「怒る気持ちも分かるが、芸人なら笑いに変えてみろよ」など、なぜかたむら批判があがってしまった。
「こういった投稿をするということは、一般のお客さんに対しても内心で何を思っているかわからないということで、ラーメン店側の信用が失墜、愚かな行為だったことは一目瞭然です。一方で、たむらを批判する声の主はおそらく“お笑いファン”でしょう。普段から『芸人・たむらけんじ』に対し不満を抱えていた一部の人たちが、ここぞとばかりに騒動に便乗している模様です」(エンタメ誌ライター)
たむらが、そのような“批判の的”になるのには、理由がありそうだ。
「仮想通貨に焼肉屋など、副業での活躍は目立つものの、芸人としては『ちゃ~』と言ってるくらいで顕著な活躍が見られていない。また、昨年3月に終了した『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の番組終了をフライング告知して、同番組レギュラーの加藤浩次から『そういうルール、わかんないんだ』と、マジなクレームをぶつけられていたぐらいですからね」(前出・エンタメ誌ライター)
なお、2月7日に放送された「とくダネ!」(フジテレビ系)で直撃取材を受けたラーメン店の店主は「ネットやったら何言うても許される的に陥ったのも間違いで。たむらさんに対しても芸能人であるっていう思いから勝手に自分から期待したのが間違いです」と書き込みに至った経緯を説明、「軽い気持ちで書きました。エライすみませんでした」と謝罪したが、ネット上は「まだ煽ってる」「謝罪風煽り草」といった声にあふれ、アンチたちを喜ばせているようだ。
(田中康)