俳優の木村拓哉と歌手の工藤静香の次女でモデルのKoki,がファッション誌「ViVi」6月号で表紙の“カバーガール”に抜擢。同号でViVi専属モデルから卒業する河北麻友子を押し退けての表紙デビューということもあり、賛否両論を巻き起こしている。
若干15歳にして「ブルガリ」アンバサダーを務め上げ、一度も映画出演を果たすことなく「エル・ガール ライジングスター賞」なるシネマアワードに輝くという離れ業をやってのけたKoki,。今回のViVi表紙への抜擢に対しても“またゴリ押しか…”との強い反発が続々とネット上に寄せられており、長年にわたって「ViVi」へ貢献してきた河北麻友子への同情の声も多く散見される。
だが、不幸にも自身の卒業とKoki,の表紙抜擢が重なってしまった河北にとっては、“相手が悪過ぎた”としか言いようがない。
「河北を応援するファンや、Koki,の恵まれ過ぎている境遇にウンザリしているアンチにとって、今回のViVi表紙デビューはKoki,のゴリ押しを非難する格好の出来事ではありますが、そもそもファッション誌の表紙を飾るのは必ずしも読者が求めるモデルではなく、その号を商品として考えた場合の“看板娘”という要素のほうが強い。その点で、今のKoki,は手にしたもの全てが超話題商品になってしまうほどに度を越した注目を集めており、話題性という面ではほぼ敵なしの状態。過去に『ELLE japon』で表紙を飾った際も、編集部には通常では考えられないほどの問い合わせが殺到し、“1989年の日本版創刊以来最大の反響”だったとされています。彼女を表紙に抜擢した今回の『ViVi』もネットニュースやワイドショーで頻繁に取り上げられ、その度に“ViVi”という名前が世間に知れ渡ることになります。卒業号だからといって河北を表紙に据えるというのはあまりにも凡庸かつ順当すぎる展開であり、Koki,を超えるほどの話題性をもたらすことは無かったでしょう」(エンタメ誌ライター)
芸能界で天下を取った木村拓哉の娘という他とは一線を画したブランドを纏い、なおかつ容姿端麗なのであれば、ファッション業界がKoki,を放っておくはずがない。
つまり、まだデビューから日が浅く、今が旬とばかりに強烈な存在感を放ち続けているKoki,とそもそも同じ土俵での椅子取りゲームに参加するのは、同業者にとってはあまりにもリスキーだったということだろう。
(木村慎吾)