6股を疑われ、モデル・加藤紗里との破局観測が話題になるなど、なにかとお騒がせなお笑い芸人の狩野英孝。この騒動では加藤の売名行為ばかりが話題になっているが、実は当の狩野自身も知名度を大きく上げていると指摘するのはテレビ誌のライターだ。
「狩野はビールの広告に出演しており、テレビCMや電車内のポスターでその顔を見る機会が増えています。そんなポスターを見た人たちからは『これって狩野? なんでここにいるの?』と、その起用に驚く声が頻繁に聞かれるのです。また2月27日から放送されている『ドラゴンクエスト』のCMでは本田翼と共演していますが、こちらでも『なぜ狩野が?』という指摘が相次いでいるようですね」
そのビール広告には狩野のほかに堺雅人、矢作兼、照英、要潤の4人が出演。最も芸歴の浅い要でさえ芸能界では2年先輩で、狩野は明らかな格落ちだ。しかもCM撮影中には堺からずっと「かのう」と呼ばれており、「かの」という読みが浸透していないことが露呈する始末。どうやら芸能人としての知名度はまだまだのようだ。
「狩野は芸歴14年目にしてまだ冠番組を持っていない。レギュラー番組も地上波では『ポンコツ&さまぁ~ず』(テレビ東京系)のみで、ほかには『東北魂TV』(BSフジ)があるだけ。『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では“常連”という微妙な位置付けですね。役者としても最近のドラマ出演ではホストや神主などそのまんまの役のみ。このような現状では6股疑惑で知名度が高まったことをポジティブに捉えたほうが芸人としてはプラスでしょうね」(前出・テレビ誌ライター)
そんな狩野の実家が宮城県で1500年の歴史を持つ神社なのはよく知られた話。本人も神主の資格を取得しており、2012年に亡くなった実父の後を継いで第39代の宮司を務めている。このように二足のワラジを履く狩野だが、今回の6股疑惑により、宮司に専念するのはずいぶんと先延ばしになったのかもしれない。
(金田麻有)