女優・のんが初挑戦している女優・渡辺えり主宰の劇団「オフィス3○○」の舞台「私の恋人」が8月7日からスタート。東京・東大和市の初日を始め、地方公演もチケットは売り切れ続出。大きな注目を集めている。
「この舞台は、俳優・小日向文世、のん、渡辺えりの3人が演じる音楽劇。朝ドラ『あまちゃん』(NHK)での共演当時から、のんの演技力、芝居勘の良さを買っていた渡辺の6年越しのラブコールがようやく実現。のんは4年前からバレエのレッスンをはじめ、体作りにも励んできました。舞台女優としてどんな演技を見せてくれるのか、楽しみですね」(女性誌記者)
のんといえばマネージメントに携わる株式会社スピーディの福田代表が7月18日にHPと個人のFacebookに公開したコメントが波紋を呼んだ。
「“エンタメ産業の未来”と題する文章の中で、福田代表はのんに対してこの3年間、テレビドラマの出演オファーを沢山頂きながら企画が頓挫して一度も出演が実現していないと告白。この状態を『あまりにも異常ではないか?』と苦言を呈した上で『素晴らしいクリエーティブを作る人々が、忖度なく、正々堂々と切磋琢磨する中で、世の中の人々を楽しませ、感動させられるそんな産業になっていくことを切に祈ります』とコメント。ジャニーズ事務所が、元SMAPの3人に圧力をかけていたと公正取引委員会から注意を受けた後だけに、物議を醸しました」(夕刊紙デスク)
しかしここにきて、のんに対する風向きも大きく変わりつつあるという。
「2016年、のんがヒロイン・すずの声を演じ異例の大ヒットを記録したアニメ映画『この世界の片隅に』が8月3日にNHKで放送され、ファンから熱い声援が送られました。地上波、しかもNHKに出演したことは、復活への大きな第一歩なのでは」(前出・夕刊紙デスク)
そのためにも、今回の舞台は重要な意味を持つ。
「渡辺えりは、ドラマだけでなくバラエティ番組などにも多数出演。自身が演出を手掛ける舞台に、のんを出演させることは大きなリスクを伴うはず。のんも、その期待に応えられるように頑張って欲しいですね」(制作会社プロデューサー)
来年には大人気の舞台『星屑の町』が映画化され、そのヒロイン役を演じることも決まっている。復活の扉を開くためにも、今回の舞台が正念場のようだ。
(窪田史朗)