8月17日に放送された大型お笑い番組「ENGEIグランドスラムLIVE」(フジテレビ系)にて、ゆりやんレトリィバァが披露したポールダンスに、子育て世代を中心に「テレビで映していいのか?」との大ブーイングが起きたという。
90組以上の芸人が登場した同番組では、M-1王者の霜降り明星を筆頭とする“お笑い第7世代”の芸人たちにクローズアップ。その世代の芸人が次々とネタを披露するなか、ゆりやんは星条旗柄のワンピース水着を着用してステージに登場した。だがそのネタが“惨事”や“放送事故”と呼ぶべき酷さだったというのだ。子育て中の女性誌ライターが眉をひそめる。
「ゆりやんが着用していた水着は、6月に米オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』(AGT)で話題をさらった時と同じもの。胸元の生地が細いため、何かのはずみでバストが見えそうになる際どさに観客は悲鳴をあげていましたが、その叫びは必ずしも好意的だったとは言えないでしょう。しかもネタのポールダンスでは、ポールにしがみついた姿勢で股を何度も開くというお下劣な芸を連発。少なくとも10回以上は股を開いており、お下劣さ以外に観客に見せるものはないのかと呆れかえりましたね。そして最後はポールに股を押し付けた体勢から、ガバッと開脚してフィニッシュ。誰が見ても性的なポーズなのは明らかで、これをお笑い芸として披露するのはいかがなものでしょう」
そのゆりやんは、7月にゲスト出演したビューティコンテストに向けてポールダンスを特訓。今回も脚の力だけでポールにしがみつくといった難易度の高い技を披露していた。その場面では観客からの拍手も浴びていたものの、全体的に見ればお下劣さがネタの見せどころだったのは明らかで、多くの視聴者が眉をひそめたのも当然だろう。
そんなお下劣芸への批判はゆりやん本人のみならず、フジテレビに対しても投げかけられていたというのである。女性誌ライターが続ける。
「ゆりやんが出演したのは21時過ぎで、小学生もまだ普通に同番組を観ていた時間帯。それゆえ視聴者からは《この時間にその水着とネタはおかしいだろう!?》との大ブーイングが発生していました。子どもの視聴者を考えれば、ゆりやんの出番はせめて22時を回ってからにすべき。彼女を早めの時間に出演させたフジテレビ側の判断もまた、大いに責められてしかるべきでしょう」
ゆりやんが登場する際、「宮下草薙」の草薙航基は〈心が強くてめちゃめちゃ羨ましい〉とゆりやんを評していた。だがいくら心が強いからといって、視聴者を不快にするネタというのはいかがなものかと疑問を抱かざるを得ない。
(白根麻子)