反社会的勢力への闇営業騒動によって吉本興業から契約を解除された雨上がり決死隊の宮迫博之が、9月3日配信の記事内で「女性自身」の取材に応じ、現在の状況や復帰への想いを語っている。
7月20日にロンドンブーツ1号2号の田村亮と並んで謝罪と告発の会見をゲリラ敢行して以降、その去就問題が一向に解決する気配を見せない宮迫は、8月29日の昼下がりに「女性自身」によるインタビューに応じると、今後の所属先について「さんまさんとの話は全く進んでません」とし、先輩の明石家さんまの個人事務所へ移籍するという報道を否定。続けて、「あと何日経ったら芸能界復帰、そんなことは考えたこともありません。最近は全然飲みにも行けてませんが、行くつもりもないです」と話し、現時点では復帰の可能性すら考慮に入れていないと断言している。
しかし、「女性自身」の記事では最後に「僕より(田村)亮を先に何とかしてあげたい。僕は最後の最後にもしチャンスがあればでいいので…」とも答え、後輩の去就を気にかけながらも、自らの復帰にも含みを持たせていた。
「一時的に世間からの同情を買うことに成功した7月20日の告発会見以降、宮迫はSNSや雑誌からの取材で幾度か発信を続け、その度に墓穴を掘っているような印象です。芸能界への復帰について『そんなことは考えたこともありません』と猛省を印象付けておきながら、その直後のやり取りでは『最後の最後にもしチャンスがあればでいいので…』などと加えています。これでは世間の心象を良くすることは難しく、ネットにも『最後の最後にチャンス? ちゃっかり計算してるやないかい』『チャンスを伺ってる時点で反省してないでしょ』『“僕のことより亮を何とかしてあげたい”なら好感度上がるのに』『自分の復活の話は要らない』とのブーイングが出てしまいました。しかし、一方では徐々に宮迫を擁護する反応も出ており、『ホントに腹黒かったら最後の一言は言わないよ。この一言を言うのがこの人が完全な腹黒にはなれない所だと思う。策士にはなれない人なんだろうな』という指摘もあります」(テレビ誌ライター)
いずれにせよ、現在は芸能界から距離を置いてボランティアや子供食堂のプロジェクトに傾倒しており、反省の日々を過ごしている様子だ。
生死に直接関わる重大な犯罪行為に手を染めた訳でもなく、今はひたすら“最後の最後にチャンスがくる”ことを静かに待っている最中ということだろう。
(木村慎吾)