昨年4月期に放送されたドラマ「おっさんずラブ」の新シリーズ「おっさんずラブ-in the sky-」(テレビ朝日系)が11月2日からスタートする。
今回は天空不動産から、航空会社「天空ピーチエアライン」に舞台を移し、田中圭演じる春田創一は新人CAとして働き、吉田鋼太郎演じるエリートパイロットの黒澤武蔵らとの恋愛劇を繰り広げる模様。
春田や黒澤といった役名はそのままに設定を一新し、新キャストとして千葉雄大、戸次重幸の出演が発表されている。
結果的に16年に単発放送された第1弾から出演している田中と吉田のみが続投となることが発表されたわけだが、同作の熱狂的なファンである“OL民”からはキャスティングについて批判の声も目立っている。
「新シリーズの放送が発表された段階ではキャスティングについてはまだ明らかになっていませんでしたが、もし出演者を総替えor一部を変えるのであれば、別ドラマとして放送してほしいという声が上がっていました。それだけ演者ありきで成り立っていた作品でもあったということでしょう。特に前作で黒澤を取り合った林遣都演じる牧凌太は人気が高いキャラクターでしたから、牧が登場しない新シリーズに納得がいかないファンも多いようですね。8月に公開された映画『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』でも、牧が海外赴任が決まり、春田と遠距離になるというラストでしたから、まだ2人の恋模様が見られることをOL民たちは期待していたようですね」(エンタメ誌ライター)
そのため、OL民たちからは「いきなり同役者同役名を別人と捉えるのは難しい」「春田と牧のイチャイチャが見られないなら見る意味がない」「新キャストにも期待していますが、やっぱりショックは大きいよね」など不満全開の声が見受けられており、やはり納得できないようだ。
「単発ドラマで黒澤とラブバトルを展開した春田の後輩・長谷川幸也(落合モトキ)も連ドラ版では登場せず、連ドラでは牧が新たに登場していましたし、春田と黒澤の役名を変えずに設定だけを変えるというやり方は今に始まったことではありません。しかし、不発で終わった単発ドラマと、社会現象ともなった連ドラ版では反響は比になりませんし、主演の田中も映画の舞台挨拶では『ここまでピュアなラブストーリーになったのも遣都が牧を演じてくれたからだし、遣都がいなければ春田もああはならなかった』とも語っていましたから、ファンが寂しさを感じるのも無理はありませんよね」(前出・エンタメ誌ライター)
新舞台が航空会社なだけに、せめて、飛行機の利用客として林を登場させるぐらいの遊び要素を入れてほしいところ!
(田中康)