お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が12月25日深夜に放送された「JUNK山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ)に生出演し、お笑いタレントで親交の深いバカリズムが24日に元でんぱ組.incの夢眠ねむと結婚したことを祝福した。
山里は「バカリさん、めでたいよー本当に。僕と若ちゃん(オードリー・若林正恭)とバカリさんでグループLINEがあって、そこで教えていただけて…」と、バカリズムの結婚報告は3人のグループLINEであったことを明かした。
山里は続けて若林、バカリズム、坂上忍の4人で不定期特番「ヨロシクご検討ください」(日本テレビ系)で共演していることに触れ、「番組4人でやっていたからさ、その3人が結婚するっていうことが、時代のメッセージなんじゃないのって。『変わっていくんじゃない』って。『闇とか言っているけどさ…』って言っているけど、闇の人って、結婚したら光になるのかね」と持論を展開。
さらに「『闇とかニセモンじゃん』って言われるけど、結婚してもまだずっと闇があると思うんだけど」と続け、「バカリさんと若ちゃんって、別にモテないっていう闇じゃなかったからね。モテないっていう武器で戦ってなかったから、何の反応もないんだろうね。オレだけか、反論されるの」と、自虐的に自身とバカリズムや若林との差を表現した。
「3人は、心に闇を抱えた芸人、いわゆる“闇芸人”として語られることが多いですね。先日も極楽とんぼの加藤浩次さんが『スッキリ』(日本テレビ系)内で『闇を抱えていて、結婚できないと言われているヤツがボンボン結婚しているという現状』『闇は晴れるんだということですよ』とコメントしてました。ただ、山里さんとしては真に闇を抱えているというところで勝負してるのは自分だけだという自負があるのかも知れないですね」(お笑い系ライター)
山里は女優・蒼井優との結婚発表直後に出演したラジオ番組で「(自分が)幸せになったら、リスナーのみんなが俺のラジオ聴く意味なんかなくなって楽しくなくなるかなとずっと思ってて、結婚することが怖くて…」と、“闇芸人”として世間の幸せに嫉妬することで築いてきた今のポジション、リスナーとの信頼関係が崩れることを恐れる自身の内面を吐露していた。
「山里さんの芸人としてのプライドと、私生活での幸せの葛藤が、今回の発言につながったのでしょう」(前出・お笑い系ライター)
葛藤を乗り越え、一回り大きくなった山里が、どんな芸風を見せてくれるのか。2020年の山里を期待して見守りたい。
(石見剣)