新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影中止が続くテレビ業界。5月7日、長谷川博己主演のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が、放送回数を減らす方向で調整していると「デイリースポーツ」が報じている。
「撮影再開のめどが立たない中、6月7日放送分の第21話で撮影済みストックが切れることから放送中断は不可避。大幅な撮影遅れへの対応策が話し合われる中で、“越年”の可能性もあったそうですが、回数短縮を軸とすることで協議が進められているようです」(芸能記者)
このニュースにネットでは「頼むから年跨いでちゃんと完成させてくれ」「今の流れで本能寺の変が見れないのはさすがに残念過ぎる…」「これはガッカリな対応だな…」などと心配の声が多くあがっている。それにしても今回の大河は不運続きだ。
「元々、『麒麟がくる』は今年開催が予定されていた東京オリンピック・パラリンピック開催期間中の5週は放送を休止する予定でした。その五輪がコロナ禍の影響で延期になり、放送スケジュールの再編成を余儀なくされました。また、濃姫役だった沢尻エリカの降板による撮り直しで放送開始は2週間遅れ。そして、今回の放送回数短縮報道。仕方ないとはいえ、あまりにも不測の事態が続いています」(前出・芸能記者)
斬新な演出とキャスティングで明智光秀の生涯を描いた今作。この不運続きは、歴史認識を覆すような内容と、何かかかわりがあるのだろうか‥‥。
(中村俊太)