ジャニーズ事務所もさすがに無視することはできなかったようだ。8月7日に「文春オンライン」が報じた山下智久と亀梨和也の未成年者飲酒疑惑を巡って同事務所は8月17日の夕方、両者への処分を発表した。
発表文によると山下は一定期間芸能活動を自粛し、亀梨は厳重注意の上、書面による反省を促していくという。事務所側では二人に当該女性たちが未成年者だという認識はなく、飲酒の有無も把握していなかったと説明。しかしながら新型コロナウイルス対策が叫ばれるなか、「自身の置かれた立場に対する自覚と責任に欠けた行動」だったとして、処分に至ったと説明している。
その処分を巡って、発表文では触れられていないものの、文春オンラインが報じていた山下の「女子高生モデルお持ち帰り」を認めたに等しいと、芸能ライターは言う。
「発表文を読む限り、山下と亀梨の行動にこれといった違いはなかったことが分かります。それなのに亀梨が厳重注意で済んだ一方で、山下に対しては芸能活動自粛という、一段重い処分となっています。芸歴では山下が先輩とはいえ、35歳の山下と34歳の亀梨に差をつける合理的な理由があるとは思えず、それなのに山下の処分のほうが重いということは、この発表文では一切触れられていない“女子高生お持ち帰り”が事実だったことを暗に示しているのではないでしょうか」(芸能ライター)
ただジャニーズ事務所では過去、同じようなトラブルが発覚した際、タレントの処分に差をつけた前例がある。2018年6月にNEWSの小山慶一郎と加藤シゲアキに下した処分だ。この時は小山が芸能活動自粛で加藤が厳重注意となっており、今回の山下&亀梨とまったく同じ形。しかしNEWSのケースには今回とは異なるファクターがあるという。
「NEWSの場合は、小山が未成年女性に一気飲みを勧めている音声も漏洩しており、一方の加藤は酒席に同席していたテレビ局員に誘われる形で参加したとの報道もありました。つまり小山が主、加藤が従という明確な違いがあったというわけです。それに対して山下と亀梨の飲み会での行動に主客関係があるとは思えず、それなのに山下に重い処分が下されたということはやはり、ジャニーズ事務所が山下のお持ち帰りを認めたと捉えるのが自然でしょう」(前出・芸能ライター)
発表文では文春オンラインが報じたお持ち帰りをスルーしていたが、事務所は処分の軽重をもって意思表示したのかもしれない。
(白根麻子)