今や立派な「勝ち組」と言えるのではないか。ロサンゼルス・ドジャースのマエケンこと前田健太(28)の妻・成嶋早穂(30)=フリーアナウンサー=のことである。ただし、誰もがうらやむセレブ妻は、「さらなる高み」を目指しているという‥‥。
マエケンは開幕4試合で無傷の3勝(4月25日時点)と、順調なスタートを切った。今やカーショーに次ぐ2番手先発投手とまで言われるほど、地元メディアから激賞されている。そのマエケンを支える献身的な妻として成嶋の存在をクローズアップしようとするドジャースの番記者たちも少なくない。
地元紙では過日〈マエダは夫人の手弁当をこれまで何度か持参し、強力な“ラブ・パワー”を得ている〉と報道。さらに〈料理上手で素晴らしい愛妻の存在もマエダがメジャーリーグで力を発揮できている大きなプラス材料になっている〉とまで解説していた。
ここまで持ち上げられれば、当然悪い気はしないはず。成嶋は周囲に「本当にこっち(米国)に来てよかった」と口にしているという。マエケンがこのままの勢いを持続し、年間32試合以上に先発、200イニング以上を投げれば、満額の出来高も手にできる。低く抑えられていた年俸も合計1315万ドル(約14億4000万円)まで一気に跳ね上がるのだから、妻としてウハウハな気持ちになるのは無理もない。
現在はロサンゼルス近郊のトーランスに新居を構え、夫のマエケン、愛娘と3人暮らし。まさに優雅なセレブ生活といったところだ。一方で、成嶋の素顔を知るテレビ関係者たちからは「彼女の思い描いたシナリオどおりに事が運んでいる」と指摘されている。その中の一人がこう続けた。
「実はね、成嶋はけっこうしたたかな性格なんですよ。東海テレビ入社前、フェリス女学院大学在籍時代からレポーターやキャスターとして名をはせていたのですが、当時からスポーツ選手や芸能人など派手な人脈が多々あったと聞いています。紗栄子と結婚する前のダルビッシュ有(29)=現レンジャーズ=とも噂がありましたし、東海テレビ時代にはEXILEメンバーとも『深い仲になっているらしい』と局内でまことしやかにささやかれていた。彼女は典型的な『玉の輿狙い』タイプ。フリーになったあと、前田クンとくっついたので彼女を古くから知る人たちは口々に『ああ、なるほど。マエケンをウマいこと“籠絡”したんだな』と苦笑いしていましたね」
2人は12年1月1日に入籍しているが、交際中の前年2月にマエケンが痛恨の“おイタ”を犯してしまう。宮崎日南キャンプ中、グラドルと“お泊まりデート”した一部始終が写真週刊誌に激写されてしまったのだ。当然、成嶋は大激怒して結婚も破談寸前となったが、前田の必死の謝罪を受け入れて許し、最終的には無事ゴールインに至った。
「とはいえ、この発覚が2人のその後のパワーバランスを決定づけた。それ以降、もうマエケンは彼女に一切頭が上がらなくなりましたからね。一例としては結婚後、今もマエケンは早穂夫人に“小遣い制”を強制されていて、ひと月に決められた額しか使えないことになっているそうです。カカア天下になっても前田は一切文句を言わず、周りに『メチャクチャ幸せですよ』と口にしているんだから、よっぽど嫁さんに手綱を握られているんだろうね」(球界関係者)
余談だが、女性とのスキャンダル発覚はセレブ妻が夫を操る契機となるようだ。マリナーズの岩隈久志(35)も11年に、女性と愛車・ベンツの車内でキスするシーンなどが報じられた。
「夫人は『こんな女が乗った車に乗りたくない!』と激怒し、岩隈が売却しようとすると、『この世に存在するのもイヤだ!』と廃車処分させたそうです」(パ・リーグ関係者)