昨年、ハンガリーで開催された世界ジュニアフィギュアスケート選手権で優勝し、「ポスト浅田真央」として一躍脚光を浴びることになった本田真凜選手。16歳にして実力、ルックスを兼ね備え、いまや芸能事務所とも契約しメディアに引っ張りだこだが、初の五輪を目前に、かつてない苦境に立たされているようだ。
「11月のグランプリシリーズ中国杯で5位に終わったため、2枠しかない五輪代表の座から大きく遠ざかってしまいました。GPファイナルへの出場は絶望的で、12月20日から始まる全日本選手権で優勝する以外に代表選出は難しいと思われます」(スポーツライター)
多大な期待を寄せられながら、五輪出場に“黄信号”が灯っているが、そんな状況に周囲からも嘆きの声が聞こえてくる。
「真凜ちゃんが平昌五輪に出られないとなると、テレビ業界的には大ダメージですよ」と言うのは放送作家だ。
「初の五輪出場に関する特番の企画も動いているほか、番組とスポンサーとの大掛かりなタイアップ企画も進んでいるといいます。彼女の成績に頭を抱えている現場の人間は山ほどいるんです。さらに、NHK杯を欠場した羽生結弦選手のケガの状態も心配。全治3~4週間で全日本選手権には間に合うということですが、仮に羽生・本田の両スターが五輪不出場となれば、平昌五輪がドッチラケになるのは避けられません」(放送作家)
平昌五輪まで残り約3カ月。心配は募るばかりである。
(白川健一)