たちまち1位!弱冠二十歳の「羽生結弦語録」はなぜこれほど感動させるのか?

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 フィギュアスケート・ソチ五輪金メダリストである羽生結弦選手のフォト&メッセージ集「羽生結弦語録」が、9月25日に発売された。

 発売の発表とともに予約受付が開始されると、たちまちAmazon総合ランキングで1位を獲得。羽生選手の変わらぬ人気の高さを証明した。

 気になる本の内容は、これまで羽生選手が発した数々の名言とその折々の写真が収められている。

 その一部を抜粋すると「悔しい気持ちは先に進もうとしているという意味」「壁を乗り越えたら次の壁しかなかった」などといった人生訓とも読めるメッセージの数々。日本、そして世界のフィギュア界をけん引しているトップアスリートとしての苦悩や重責のなかで、いかにして試合に挑んできたかが、その名言から読み取れる。本書は羽生選手の成長記でもある。

 彼の強さはどこにあるのだろうか? フィギュアに詳しいライターは「きっかけは東日本大震災」と話す。

「羽生選手は16歳のとき『アイスリンク仙台』で練習中に震災に遭いました。当時を振り返り『スケートをやめて家族と生きることが最優先だった』と語っています。ですが、チャリティーアイスショーのオファーを受け、選手活動を続けるのです。練習場がなくなってしまった羽生選手は一時、神奈川スケートリンクで練習を続けましたが“被災した人たちが大変なときに、スケートをやっていていいのだろうか?”と悩むこともあったそうです」

 そんな羽生選手の支えとなったのは「ファンからの応援」だったそうだ。

「フィギュアの靴は約2kg。それを履いてフリーならば4分30秒、全力で演技するとヘトヘトですよ。それでも羽入選手は演技後に必ずファンへ『ありがとうございました』と頭を下げる。リンクからキスアンドクライまでの移動中でもファンからの声援にきちんとお辞儀をするのも、応援こそが彼の原動力となった感謝の表れなんです」(前出・ライター)

 弱冠二十歳の若者の言葉だが、人生の先輩世代にも必ず刺さる名言の数々。その言葉の源は、そんな羽生の「苦悩」と「感謝」の狭間から生まれてきたリアルな言葉だからに違いない。

(李井杏子)

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