ミクシィの子会社「フンザ」が運営するチケット売買サイト「チケットキャンプ」が営業停止を発表した。新規会員登録、新規出品、新規購入申し込みを一時停止することを決定。取引進行中のチケットについては取引完了までサービス利用は可能とのことだが、取引前のチケットに関しては順次、出品を取り下げる。営業再開は未定だという。
この騒動に、ネット上ではショックの声とともに「やっぱり」といった書き込みが多く見られた。
「チケットキャンプは最近、CMもスゴいですしノリノリ状態。プロバスケット・Bリーグのチームスポンサーにもなるなど、新たな展開も見せていた。ですが、ユーザー同士のチケット転売に手数料をかけて儲けるシステムには“ダフ屋っぽい”という批判もありました。ただ、今回捜査対象となった理由は『商標法違反および不正競争防止法違反』。これに、ジャニーズ事務所を怒らせたからでは…という憶測が飛び交っているのです」(女性誌ライター)
ジャニーズ事務所がチケットの転売に神経質であることは業界でもファンの間でも有名な話。ところが、チケットキャンプはジャニーズ関連チケットの取引手数料を無料にするという「ジャニーズ応援キャンペーン」など、独自イベントを行っていた。これがジャニーズ事務所の逆鱗に触れたのでは?というわけだ。
「キャンペーンで手数料は入らないとしても、結果的に人気アーティストを多く抱えるジャニーズの名前を許可なく使って商売をしているわけで、少々やりすぎた感は否めません」(エンタメ誌記者)
先日も、フリーマーケットアプリ「メルカリ」での盗品売買が問題になったばかり。こうした転売商法への警告として、当局が目を付けた可能性もある。いずれにしても、今後は「ジャニーズ応援キャンペーン」が開催されることはなさそうだ。
(小机かをる)