竹中直人も自ら開会式辞退!“不適切コント”でも小山田とは対照的な反応

 俳優・竹中直人が7月23日に開催された東京五輪開会式への出演を前日になって辞退していたことがわかった。28日、「週刊文春」が報じている。

 開会式では、作曲を担当するはずだったミュージシャン・小山田圭吾が学生時代の障がい者への“イジメ自慢”インタビューを蒸し返されて辞任に至ったほか、ショーディレクター担当の小林賢太郎もお笑い芸人時代のコントでホロコーストを揶揄するかのような表現があったとして、7月22日に解任されていた。

 だが、直前になって開会式のメンバーから去ったのは彼らだけではなく、出演者の竹中も前日に自ら辞退を申告していたという。

 竹中は式の序盤、木遣り歌とダンスパフォーマンスに出演予定で、21日のリハーサルにも棟梁役として参加していたものの、翌22日になって辞任を進言。その理由として、同誌は1985年に竹中が出演したオリジナルビデオ「竹中直人の放送禁止テレビ」の存在を挙げた。あまりの過激さ故に版元が自主回収したという同作の中で、竹中は視覚障がい者を揶揄する役柄を演じており、遺体を模したセーラー服姿のマネキンに性的ないたずらをするシーンもあったという。

 また、竹中のマネージャーも同誌の取材にて「『放送禁止テレビ』が原因で辞任したのは事実です」と認め、「小山田さんの問題が浮上した時、竹中本人から『36年前にこういう作品に出演している』と連絡があり、辞退したいと申し出てきた。ただ、この作品では竹中は演者。企画者でもプロデューサーでもないので、私は『予定通りお願いします』と。しかし小林さんが解任された際、コントでの言動が問題になった。これでは竹中も許されないと考えて、竹中から組織委に申し入れ、承認されました」と開会式直前での辞退となった経緯を話している。

「ビデオ作品の内容については確かに批判を集めてもおかしくないものではありますが、マネージャーも指摘するように、竹中は台本通りに役柄を演じた出演者という立場に過ぎません。また、1985年時点で版元もビデオ内容の不適切さを認識し、自主回収していることから、小山田の“イジメ自慢”インタビューを掲載した1994年の音楽誌とは、そうした点でも全く異なる状況にあるといえます。加えて、リハーサルにも参加していた竹中本人から辞退を申し出たということで、ネットでは『竹中直人さんは英断でしたね』『自ら申し出て辞任しても、結局こういう風に報道されて、みんなの知るところになってしまうんだから、芸能人も大変だな』『竹中さんの判断は大正解だと思う。辞退した以上、事を大きくしたり、竹中さんを叩くのは間違いだと思う』『小山田圭吾の虐めの件は本人の人間性に直接関わるものであり、コントや演劇で演じるのは問題の素質が違うと思う』『過去にやってしまったことはもう仕方ないとして、36年前のことでもこうして覚えているのは、やっぱり当時から本人の中でどこか引っかかることがあったからでしょうし、潔く辞退されたということで、これはこれでいいのではないでしょうか』などと擁護の声が多く上がっています」(テレビ誌ライター)

 竹中の場合は、その潔さから過去を悔いているような印象が見受けられたこともあり、小山田とは対照的な世間の反応となった格好だ。

(木村慎吾)

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