バラエティ番組に出れば、読めない言動で視聴者を魅了する個性派俳優・山田孝之が、4月30日、著書「実録山田」のお渡し会を都内で行った。
同書は山田初の著書で、このお渡し会イベントは全国15カ所で行われ、延べ6900人のファンと1対1で触れ合い、この日がお渡し会イベントの最終日となった。
山田は囲み取材でお渡し会を振り返り、ファンとの会話でモノマネやあだ名の命名をお願いされたりと、アイドルがよく経験するような要求を受けたと明かした。
しかし、こういった質問にも自分を失わないのが山田。「グッとくる言葉ください」というファンの要求にも「何がグッとくるかわかんないから無理!」とあっさり返したと説明していた。
なかには、「好きって言って」とお願いしてくるファンもいたようだが、これにも「いや、好きは言えないだろ」と山田節を炸裂。そんな山田に「ケチ!」と言い放ち、若干キレ気味なファンもいたようだが、山田はそれにも動じず「うるせーわがまま!」と引き下がらなかったというエピソードも披露していた。
「俳優という職業柄、なかなか1対1でファンと接する機会がなかったこともあり、今回のお渡し会は山田自らが提案して実現したようです。無茶ぶりや応じられないことはしっかり断っていたようですが、通常の会話に関しては親切に返していたようで、イベントに参加した山田ファンたちもかなり満足していたようですね。山田本人もやってよかったと振り返っています」(エンタメ誌ライター)
ツイッターではお渡し会のレポートを書いているファンも多く、そのツイートでも「笑顔が素晴らしかった。想像以上に神対応でした」「予想外の返答で返せなかったけど、クセになりそう」「自分の番が来たら緊張して何も言えなくなったけど、山田さんから話を振ってくれた」と大絶賛が多いようだ。
初対面の人たちにもそれぞれ違った対応ができる、さすがカメレオン俳優の面目躍如といったところだろう。
(田村元希)