婚活中は相手の職業や収入、性格などには目がいきますが、意外と見落としがちなのが、相手が「結婚後にどのくらい家事と育児をしてくれそうか」ということです。
内閣府が、日本で6歳未満の子どもを持つ夫婦が1日あたりに家事・育児関連に費やす時間を調査しており、朝日新聞(2020/6/7)がその結果を諸外国のデータと比較しています。
●日本:妻7時間34分/夫1時間23分
●ドイツ:妻6時間11分/夫3時間
●イギリス:妻6時間9分/夫2時間46分
●フランス:妻5時間49分/夫2時間30分
●アメリカ:妻5時間40分/夫3時間10分
●スウェーデン:妻5時間29分/夫3時間29分
●ノルウェー:妻5時間26分/夫3時間12分
日本では圧倒的に妻が家事・育児を担当していますね。あなたがもともと専業主婦になりたくて、男性に家事・育児への参加を望んでいないならまだしも、そうではないなら、結婚前に男性にどの程度家事・育児に参加する気持ちがあるのかを確認しておきたいものです。
ただ、古い知り合いと付き合い始めたなら聞きやすいかもしれませんが、知り合ったばかりの男性にいきなり「家事や育児はどう考えていますか?」とは聞きにくいですよね。そんな場合は、相手のライフスタイルなどから推測しつつ、少しずつ質問をしていきましょう。
まず、現在ひとり暮らしの男性や、ひとり暮らし経験のある男性なら、ある程度は家事の経験があると考えられます。「夕ご飯はいつもどうしてるの?」などと質問すれば、完全に外食派で家事をしないのか、少しは自分でも作って節約しているのかが分かります。
また、両親が共働きかどうかも、彼の価値観に大きな影響がありそうです。両親が共働きなら、彼は女性の社会進出に理解を示すタイプかもしれませんし、結婚したら家事・育児を一緒に頑張ってくれるタイプかもしれませんね。
でも、彼の母が仕事と家事・育児を完璧にこなしてきたタイプで、父は一切家事・育児をしてこなかった可能性もあります。その場合は、彼もパートナーに完璧に家事・育児をしながら仕事をすることを求める可能性があります。こういう男性は、正直かなりやっかい。「お母さんは、仕事も家のこともしてすごいわね」などと質問しながら、彼の家事・育児に関する価値観を探っていきましょう。
このように、ある程度は未来の見通しをしていくと結婚後に悩むことはありません。ぜひ、好みの男性を見つけたら、家事・育児の話もしてみてくださいね。
(恋愛カウンセラー・安藤房子)