45歳になったマライア・キャリーが、手形で有名なハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムを授与されることになった。
ハリウッド商工会議所はマライアが2556番目の授与者となることを発表しており、現地8月5日の式典でお披露目されるという。ゲストスピーカーにはリー・ダニエルズ、ブレット・ラトナー、さらにエピック・レコーズの会長で彼女のヒット曲も手がけたL.A.リードらが参加するようだ。
ソニーレーベルの秘蔵っ子として歌手デビュー以来、18枚のシングルにおいてナンバーワンを獲得するという、アメリカのチャート史上、未だ誰にも破られることの出来ない記録を保持しているマライア。現在、ラスベガスで行われている自身の常設公演に出演しており、「まだ曲を書き始めることができない」と言う新作アルバムに関しては、取り掛かる時間がないほど忙しいというのが実情のようだ。
そんなマライアだが、自身の常設コンサートが終わったあとには、音楽よりも積極的に映画界に進出し、“女優”としての勲章を求めていくようだ。ゲイ・ベガス誌に「映画にもっと出たいわね! 演技をすることは大好きよ。私の想像力を表現するのに音楽とはまったく違った分野なんだもの!」とコメントもしている。
過去には「グリッター きらめきの向こうに」(01年)に主演し、散々な酷評を受けたこともあり、どう転んでも「女優は無理」と言われたマライア。しかし、黒人少女の児童虐待を扱った社会派作品でアカデミー賞にもノミネートされた「プレシャス」(09年)では、それまでの派手なイメージから一身、ほぼスッピンの顔で体当たり出演をし、評論家からも絶賛された。それだけに映画界にも、ぜひともその手形を刻みたいという野望が出たようだ。はたして、日本でも女優マライアが脚光を浴びる日が来るのだろうか──。