KAT-TUNの亀梨和也が天才弁護士を演じる連続ドラマ「正義の天秤」(NHK)が9月25日にスタートした。4日後の29日の深夜に「ただ離婚してないだけ」(テレビ東京系)が終了。両ドラマに出演していたKis-My-Ft2の北山宏光は、出演ドラマが週に2本放送された格好だ。
主演を務めた不貞サスペンスの「ただりこ」では、妊娠させた不貞相手を夫婦で殺害し、証拠をつかんだ知人を自宅に監禁する夫役を怪演。「正義の~」では一変して元ニートの弁護士役を演じ、演技の幅の広さを見せた。そんな“名優”北山のバラエティ番組の師匠といえば、中居正広にほかならない。
中居は、キスマイがデビューした11年から共演し続け、ジャニーズ事務所を退所した20年以降も公私にわたって関係を続けている。北山に対しては飴と鞭の使い分けが著しく、ドッキリ企画さながらに狼狽させることもある。レギュラー番組「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)では追い剥ぎを仕掛けられている。
「収録前、控室にあいさつに来た北山に、『そのコートいいな。脱げっ』と命令。北山が従うと、『おまえ、そこにかかってんの、持ってけ』と、自分が着てきたカーキ色のロングコートを持ち帰るよう促したのです」(芸能ライター)
これは“序章”だった。番組の本番中、中居が「北山からもらった服」として、さっき手に入れたばかりの黒いロングコートを紹介。その場で身に付けて裏地を見せ、「なんだ、これ」とぶら下がる値札のタグを発見した。そこで初めて値札を取っていなかったことを知った北山は赤面。中居は、後輩のキュートな一面を引きだした。
「収録後、北山は自分のコートを返してもらいました。なのに、カーキ色のコートはもらったまま。つまり、中居は自分のコートをプレゼントするために、わらしべ長者のような奇策を行使したのです」(前出・芸能ライター)
中居のコートの価格は、北山とゼロがひとつ違ったという。
「仰天」では、同じくキスマイの玉森裕太も収録前に“服服交換”ならぬ、奪われっぱなしに遭っている。強奪されたのは、カーディガンとジャケットの2着。中居は番組内で2着を身にまとった写真を公開したが、袖が長く、長身の玉森とはサイズが合わず、観覧客に失笑された。
それもこれも、双方に固い信頼関係と深い愛情があるから成立する。忘れた頃にやってくる、中居流追い剥ぎ。この究極のツンデレは、今後も行われるのか。
(北村ともこ)