お笑いコンビ・千原兄弟の千原せいじによる、デリバリーサービスと持ち帰り寿司チェーン店のSNS“公開処刑”が物議を醸している。
発端となったのは、11月8日にせいじが更新したインスタグラムの投稿だった。この日、せいじは宅配サービスのウーバーイーツを利用して、まぐろ丼を注文するも、店舗のサイトメニュー写真とはかなり印象の異なる商品が届き、「全然ちゃう感じのやつきた。Uberってこんなんなん?」と不満。ハッシュタグにはチェーン店の店舗名を記載していたことから、賛否をもたらす事態となったのだ。
ウーバーイーツはそもそもユーザーが注文した商品を配送するサービスであり、配達員はそれぞれの店舗がどのような商品を客に提供しているかには関与していない。そのため、せいじの「Uberってこんなんなん?」とのコメントには「ウーバーではなく店の問題」「なんでUberが責められてるの?」「怒りの矛先が違う」との反論が殺到することに。
「せいじは注文した店舗のメニュー写真と、実際に自宅に届けられた商品の写真を並べており、本来であれば、添えられているはずのネギトロや玉子焼きがなく、マグロの切り身のみが丼に乗っていることがわかります。よって、中には『せいじ悪くないじゃん』『これは店側がアウトよね』『めっちゃ正当なクレームじゃん』との擁護の声が上がるも、フォロワー10万人を抱える著名人であるからには、やはり店舗名を載せてまで“公開処刑”する必要はなかったとする反応もありました」(テレビ誌ライター)
賛否が巻き起こる事態となるも、せいじは問題の投稿を削除することはせず、17日現在も投稿には店舗名が記載されたままだ。頑固な性格で知られるせいじではあるが、実は今回の持ち帰り寿司チェーン店以外にも、過去に超大手ハンバーガーチェーンとも壮絶バトルを繰り広げたことがある。
「2018年10月7日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演したせいじは、かつてマクドナルドにクレームを入れたエピソードを披露。ドライブスルーで商品を購入し、高速道路に入ってから中身を確認したところ、注文したポテトが入っていないことが発覚。すでに高速道路に入っていたため、当初は引き返さずに、マクドナルドから出先にポテトを配達させようとするも、それは不可能だと言われ、店に引き返すことに。注文したポテトを受け取ったのはいいが、高速代の支払いも交渉し、店側から『奥で話しましょう』と促されるも、『奥に行ったら、お前らのリングになってまうから、ここで話するで』と一歩も引かず。最終的には本社にまで抗議の電話を入れる事態にも発展し、“絶対に損はしたくない”というせいじの頑固な姿勢や、セコさも垣間見られる出来事でした。
ウーバーイーツの件もマクドナルドの件も、本来ならばせいじは被害を受けた側ではありますが、クレームの入れ方や、その雰囲気に高圧的なオーラがあることから、なかなか世の共感を得られないという傾向がありますね」(テレビ誌ライター)
今回の場合、店側が非を認めているだけに、無事に収束すればいいのだが。
(木村慎吾)