お笑いタレントの“たむけん”ことたむらけんじが2023年5月4日、50歳の誕生日をもって芸能界から引退する意向があることを明かした。
たむらは、余程のことがない限り、「50歳の誕生日でやめようと思っている」と断言。これは、12月4日放送の「幸せやねん!7時間30分SP」(毎日放送)の中で発表されたものだが、すでに敬愛するお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志には報告済みで、「松本さんには相談して、『お前だけズルい。俺もやめよ』と言われたんで、『(あなたは)あきません。一生、頑張ってください』と言った」というやり取りがあったという。
また、1992年にスタートした自身の芸人としてのキャリアについては、「マックスやり切った」「第七世代が出ても悔しくない。勝ちたいと思わなあかんのに」と徐々にモチベーションが下がりつつあるようで、「1回、区切りを付けて、違うところに飛び込んでみたい」と語った。
さらに、引退後は渡米し、新たな人生を歩んでいく決意があるという。「ビザがあれば、事業をやるのもいい。一芸で取れるようなので獅子舞をしようかな」としたが、日本で手がける焼肉店の海外展開の可能性を聞かれると「面白くないでしょう」「やるならミシュラン店を作るとか」と返した。
「自らを“日本一面白い焼肉屋のオーナー”と謳うたむらは、お笑いだけでなく、実業家としての顔も持ち、過去には高級外車を乗り回す姿も報じられました。また、2018年2月放送の『探偵!ナイトスクープ』(ABC)に出演した際には、取引所大手『コインチェック』から580億円分の仮想通貨『NEM』が漏洩した騒動について言及。自身の仮想通貨の運用方法に関し、『僕は塩漬けタイプ。仕込みは終わりました。2年後、僕が芸能界を辞めたら、仮想通貨で儲かって辞めたんやと思ってもらっていい』と豪語し、引退できる“目安の金額”としては『100億円』だと笑みを浮かべつつ語っていました。
それから3年が経過し、“引退宣言”と渡米を発表したということは、仮想通貨で100億円という大台を無事に達成できたのかもしれません。なお、世間からは、今回のたむらの決断を支持する声が多く、『いいと思う。人生1回だもの。いくつになっても新しいことを始めるなんて素敵。アメリカで思ったことをやってみるなんていいじゃない。頑張れ!タムケン』『とてもいいと思う。今のまま続けたらしばらくは安泰だろうに、それをスパッと辞めて新たなチャレンジ。応援したいです』などの反応がありました」(テレビ誌ライター)
芸人界隈では誰よりも早く仮想通貨の将来性に着目し、コツコツと資産を形成してきたたむら。2022年には芸歴30年目という節目を迎えるが、そうしたキャリアに終止符を打っても困らないほど、潤沢な貯蓄があるということなのかもしれない。
(木村慎吾)